選ばれない人 (光文社文庫 あ 75-1)
選ばれない人 (光文社文庫 あ 75-1) / 感想・レビュー
タルシル📖ヨムノスキー
中学3年の夏からひたすら一流企業に就職することを目指して努力してきた大学3年生の蜂矢徹郎は、普段からスーツを着て、誰と話す時も敬語。いや敬語というよりは面接の受け答えのような話し方という強烈キャラ。とにかくこのキャラが濃過ぎて読み始めはだいぶ苦戦。就活の大変さや理不尽さをテーマにした物語かと思いきや、もう少し明るい感じの話で肩の力が抜けました。やっぱり同じ釜のメシを食った仲間、ゼミの指導教官や同じゼミ生、そして謎の聴講生であるおじさんの存在がとても大きい。ところでおじさんはあの後いったいどうなったのか…。
2024/04/24
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