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氷舞 新装版: 新宿鮫6 (光文社文庫 お 21-21 新宿鮫 新装版 6)

氷舞 新装版: 新宿鮫6 (光文社文庫 お 21-21 新宿鮫 新装版 6)

氷舞 新装版: 新宿鮫6 (光文社文庫 お 21-21 新宿鮫 新装版 6)

作家
大沢在昌
出版社
光文社
発売日
2014-07-10
ISBN
9784334767785
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氷舞 新装版: 新宿鮫6 (光文社文庫 お 21-21 新宿鮫 新装版 6) / 感想・レビュー

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しんたろー

シリーズ6作目は、公安が封印した過去の事件が新たな事件を呼び起し、鮫島が謎を紐解く過程が縦軸、出逢った江見里に惹かた鮫島が晶との板挟みに悩むのが横軸。揺れる想いは、女性から「厭らしい浮気」と切って捨てられるだろうが、鮫島が葛藤する心情と自制ある行動が大人の男として真っ当で好感さえ抱いた。鮫島と同期の公安部・香田が単なる敵役ではなく、彼なりの矜持を描いていて奥行きがある。事件も練られた展開で、主犯の元公安部・立花の生き方もハードボイルドの質を高めていた。巻を追う毎に大人のドラマとして深化していると感じた。

2020/06/29

セウテス

【新宿鮫シリーズ】第6弾。元CIAの男が、ホテルで殺害される。カード詐欺を追っていた鮫島が、平出組の前岡にたどり着いた時公安総務課が現れる。鮫島は巨大な権力の圧力に真っ向から対峙し、真実を明らかにすべく己の道を進む。今回の見所のひとつは、天敵であった同期の香田警視正が、鮫島のバックアップに回る事だ。香田が案外まともな性格と解り、また鮫島とのタッグの良さも気持ちの良いものだった。公安が犯してきた過去の過ちに、目を向け戦いを挑む展開はたいへん好み。ただ鮫島と昌の間に波風を立たせる事には疑問、印象が崩れないか。

2022/08/30

kei302

シリーズ6作目。晶とのイチャイチャ場面激減、鮫島の心を揺さぶる女の登場など、『無間人形』で直木賞受賞後の連載だったので、女性読者を意識した構成に変わってきた・たぶん。桃井の言葉の重み、香田の正義感、鮫島を擁護する藤巻など、人間模様に奥行きが出てきて、読みどころ満載。

2022/11/15

びす男

政治と公安、その性質から必然的に距離が近くなる。国益のために一人が死ぬボタンがあるとして、政治家はそのボタンを押すべきだろうか。

2016/02/08

鍵ちゃん

西新宿のホテルで元CIAのアメリカ人が殺された。鮫島は、事件の鍵を握る平出組の前岡を負うが、公安警察からの横槍が入る。背後には元公安秘密刑事・立花の影が。捜査の過程で鮫島は、美しく孤独な女・杉田江見里と出逢い、惹かれていく。鮫島が事件の核心に迫っていくと、警察の暗部が明らかに。今回はスケールが大きく、鮫島の大胆な行動に惹かれた。だけど浮気もありで晶がかわいそうになる。これを映像になればより面白かったと思う。

2022/07/15

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