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人を呑む家 (光文社文庫 あ 2-72)

人を呑む家 (光文社文庫 あ 2-72)

人を呑む家 (光文社文庫 あ 2-72)

作家
鮎川哲也
出版社
光文社
発売日
2023-07-12
ISBN
9784334795580
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人を呑む家 (光文社文庫 あ 2-72) / 感想・レビュー

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Urmnaf

光文社さんがこんな企画をやっているのに3巻目にしてようやく気づいた、伝説の三番館シリーズである。もはや説明の必要もないくらい出来上がったフォーマットで、関係者目線で事件のサワリが語られ、太っちょの弁護士がブツブツ言いながら私立探偵に調査を依頼、探偵が三番館のバーテンに相談すると、瞬殺で事件解決。伝統芸の域。短編であることもあって、事件そのものは1つのことに気づくかどうか、みたいなところがあり、推理クイズ風ではある。ということで、今巻のボーナストラック、「私だけが知っている」版などの初出版2編を興味深く。

2023/08/07

コチ吉

新たに組まれた三番館シリーズの三作目である。中にはちょっと食い足りない作品もあったが、初出版と改訂版を収めた「ブロンズの使者」は、下書き原稿の行方とそこに仕組まれた罠を巡り、改訂版でより工夫の跡が見て取れ、興味深かった。

2024/03/07

Inzaghico

銀座のバー「三番館」のバーテンダーが、しがない中年の私立探偵が持ち込む謎を、控えめな態度でしかし快刀乱麻を断つがごとく解決する。そして、解決するとたいてい「これは私のおごりで」と探偵にギムレットを振る舞う。それなのに、この私立探偵は、自分がもらった報酬をバーテンダーに分けているという描写がない。お代を払っているから、ということなのだろうか。ちょっとひどくないかい?(笑)「停電にご注意」は、新興宗教の怖さがひしひしと伝わる。クリスティの某作品と趣向が同じだ。それに宗教を絡めるとこんなに気持ち悪くなるのか。

2023/07/29

源氏星

三番館全集の第三巻。どれももうちょっと長めのほうがいいかなあって印象。もちろん十分楽しめたのだけれど。

2023/11/10

しゅー

★★慣れてきたのか、この巻が一番読みやすかった。

2023/08/14

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