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姫

作家
花村萬月
出版社
光文社
発売日
2022-06-21
ISBN
9784334914714
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姫 / 感想・レビュー

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羊山羊

歴史小説の皮を被った現代伝奇小説。離島の網元、利兵衛が見つけた謎めいた美少女・姫。彼女の赴くまま、利兵衛は戦国の乱世に誘われる。戦国の世を裏で操っていたのは怪異であるというお話をベースに書かれているんだけど、まぁ姫の妖艶でサークルクラッシュ力の高いこと。ドラキュラなんだけど、次々と配下をつくり、信長、秀吉、家康を手籠めにしていく様は圧巻。あと、姫と利兵衛の逢瀬がめっちゃロマンチック!直接的な情愛描写はないけれど、姫が利兵衛に見せる一途な想い×耽美な描写が泉鏡花成分をギュンギュン補充させてくれる1冊でした。

2023/05/01

うさ

戦国時代の話で南蛮船から現れる人外の姫が主人公なんやけど、物語中ほどまではめっちゃ面白いんやけどな~ 中ほどまでは...中継ぎ・セットアッパー・抑え不在の野球チームみたいな格好で収束していったわ~(笑)

2022/08/16

ekoeko

島の網元・利兵衛は漂流する南蛮船から赤子を拾い姫と名前をつけるが・・・姫が登場したときは幻想的な話かホラーかと期待したのだが信長、秀吉、家康、キリスト、ユダが登場し一種のパロディ?だったのか。

2022/07/09

O-chami

この多作家の歴史物は史実に基きながらも独自の視点が秀逸❗️この最新作は戦国時代の伴天連の到来に前後し、ドラキュラの娘や、磔の死後3日目に甦ったキリストが何故か日本に流れ着き、信長・秀吉・家康を蔭から操っていくと云う、とんでもない発想の物語😅 それなのに面白いっていったい・・😂伴天連(バテレン)と云えば、高校の時、代ゼミ模試で読み方を問われ【とものあまむらじ】と枠からはみ出る惚けた答えを書いて、友人達に大笑いされました💦BGMはサディスティック・ミカ・バンド「墨絵の国へ」~「タイムマシンにお願い」🎶

2022/08/08

ケロたん

戦国物伝記小説。出だしはおどろおどろ感満載ですが、段々とユーモラスに。

2022/09/07

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