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グラデーション

グラデーション

グラデーション

作家
永井するみ
出版社
光文社
発売日
2007-10-20
ISBN
9784334925765
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グラデーション / 感想・レビュー

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そのぼん

一人の少女『真紀』が少しずつ大人の女性へと成長していく様子が繊細に、鮮やかに描かれていました。14歳から23歳までの10年間って、進学や就職など、これからの人生を決めなきゃいけないことが多いですよね。 なんだか読み進めていくうちに主人公の少女を見守っている気分になりました。それと、桜庭一樹の『荒野』をふと思い出しました。

2012/10/02

とても良かったです。真紀さんの、大人になっていく時間がグラデーションのようにゆっくりと、丁寧に書かれていました。「一度、ダメじゃないかと思い始めると、とことん弱気になってしまう。」という真紀さんの悪い癖はわたしもあります。自分では、歳が増えるだけで、何も変われていないと思っていても、この物語のように、成長しているところもあるのかも。いや、無いのかも…考えさせられます。面白かったです。

2015/12/11

ありんこ

一人の少女が大人の女性へと成長していく様子を丁寧に描いています。いろんな人の影響を受けながら、人は少しずつ変わって、前に進んでいくんですね。とても自然な流れで読みやすい作品でした。

2011/08/24

伊藤@自己啓発本強化中

またお気に入り本が出来た!! 14歳から23歳までの1人の女の子の話。読んでて、のほほんふんわり出来る。出てくる友人の性格はもちろんばらばらなんだけど、でも気持ちが良くなる子ばかり。こんな感じ好きだなーって思える。悩んだり、楽しんだり、恋したり、バイトしたり普通のことなんだけど、でも特別なことなんだよね。永井さんの作品もっと読んでみたいなー

2012/11/02

アキ

出来事のひとつひとつは「普通のことなんだけど、でも特別なことなんだ」と思える大切な10年間、その14歳から23歳までのその時々の主人公、真紀の姿を描いた作品。何かを提示したり問いかけたりするような「強さ」は決してないけど、同じ意識を共有できることでは、多くの女子にとって、読んだことを大切にしたいと思わせる「優しさ」を秘めた物語のような気もします。男子である自分にとっても、この10年間が貴重だったのは同じ。今は15歳の息子と12歳の娘がそれぞれに辿る道なんだと思えば、心よりエールを送りたくなってきます。

2012/12/03

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