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逃げる

逃げる

逃げる

作家
永井するみ
出版社
光文社
発売日
2010-03-19
ISBN
9784334927011
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逃げる / 感想・レビュー

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したっぱ店員

現在形の虐待とかイヤな方向へは進まなくてほっとした。父親から逃げてたはずが、なぜか旦那から逃げる羽目に。足取りをたどられ、あと1歩のところでかわして逃げる逃げる。♪~低気圧に乗って~北へ向かうの~♪ ハラハラ・・なんだけど、よく考えたら旦那から逃げる必要ないんじゃない??と身も蓋もないことを考えてしまった。子供時代の真相も想像がついたけれど、先が気になってどんどん読んでしまうのは事実。

2013/10/22

冴子

北森鴻、永井するみさんと、好きな作家さんが次々早世されてしまい、新しい本が読めないんだ~と思っていたら、読んでない本を発見! そう思って読みはじめたら、<うぐいすパン>の所で、再読であることに気づきました。『愛し子』という小説の改題だったんです。 最初は澪の心理が全く理解できなかったのだが、途中で説明があって何となくなるほど、と思いました。父親への憎しみが苦しそうだけど、それで父親と逃げるなんて・・・ 真実が明らかになって最後はホッとしましたが、幼児虐待って業が深いんですね~

2015/04/07

nyanco

「あの男に出会ってしまったら、殺しなさい」過去にあったことがトラウマとなっている澪。う~ん…。澪が家族を捨ててまで父と逃避行を続ける必要性がどうしても感じられず、その不自然さが最後まで解決されなかった。あれほど憎かった父と一緒に暮らすことも、その父をいたわる気持ちにも共感出来ない。PTSDがあった澪が父の入院費を稼ぐためだとしても、あの仕事を選ぶのか…、これはどうにも納得できない。設定が先にありきで、物語が始まってしまった感じで、不自然さだけが感じられ残念でした。

2010/05/03

柊子

「般若」に怯える点から、その対象は父親ではなく母親だと容易に読めてしまう展開が少々残念。この先もたぶん主人公は、娘に手を上げそうになることがあると思うけれど、理解のある姑や心の広い夫が、きっと支えてくれるだろう(と良い方に考えたい)。

2016/10/22

けい子

「逃げる」方も「追いかける」方もかなりのスピードがあり、読む方もページをめくる手が止まらず、ほとんど一気読みに近いペースで読了。お互いに留まる場面をもう少し詳しく書いてもらえたら、もうちょっと楽しめたかも。

2017/12/04

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