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育休刑事

育休刑事

育休刑事

作家
似鳥鶏
出版社
幻冬舎
発売日
2019-05-23
ISBN
9784344034655
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育休刑事 / 感想・レビュー

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みやしん

事件現場に連れ回される乳児。育児の工程を一つ一つ文字に起こすと目眩がするほどの情報量。男への育休に対する理解はまだ数歩も進んでいない世の中だけど、今後どう変化して行くか。「育児は女がして当たり前」とは長らく言われてはきたが、世間が男に「育児に無頓着」というレッテルを厳然と貼っているのも事実。打つ手の無くなった夜泣きに半瞬でも手をあげそうになった事を表現したのは評価したい。課長の造形が妙に不鮮明だったから女性じゃないか?と思っていたら、そーいう事ね。

2019/11/17

育児あるあるが満載で面白い。ぶっ飛んだお姉さんもいいキャラしてます。ミステリ度はそこまでじゃ無いけど、相変わらずの註釈が笑えます(笑)

2021/11/13

うどん

殺人事件なのに蓮くんのおかげでほのぼの読んでしまいました!赤ちゃんはやっぱりかわいいなぁ~

2019/08/22

ガチャ

タイトルそのままに刑事さんが育休してました。それも夫の春風の方が育休中とは。 男女問わず、赤ちゃんを育てるのは大変ですね。 お父さんお母さん尊敬します。 赤ちゃんの蓮君を一番に考えつつ、 夫婦のお互いを気遣って接し合う姿は微笑ましくもありました。育休中とは言え、蓮君連れで捜査に首を突っ込むことになってしまった主人公。最後にはなぜ奥さんではなく、旦那様の春風が育休を取ることになったのかにも納得できました。

2019/09/27

NADIA

県警の捜査一課の育休取得中の刑事が事件に巻き込まれる短編集。タイトルから想像できるとおりである。そう言えば父親が主夫・育児に奮闘する朱川さんの「主夫トモロー」を読んでいるが、夫の方が家事育児をする場合、メリットもあるが、悪意に基づいたものではない差別を受けるようなデメリットもあると書かれていたことも思い出した。もちろん、どちらの作品もユーモアあふれる筆致で描かれているので、深刻にならずに楽しく読むことができる。この作品については、姉とキャラクターと妻の沙樹さんの正体が愉快。そして安定の解説が期待通りだ。

2020/08/13

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