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奈良監獄から脱獄せよ

奈良監獄から脱獄せよ

奈良監獄から脱獄せよ

作家
和泉桂
出版社
幻冬舎
発売日
2023-08-23
ISBN
9784344040359
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奈良監獄から脱獄せよ / 感想・レビュー

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starbro

人気BL作家、和泉 桂、初読です。 何とはなしに借りましたが、こんな簡単に難攻不落の奈良監獄から脱獄して、逃げ延びても良いのでしょうか❓ https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344040359/

2023/09/27

タイ子

時は大正、日本一美しい奈良監獄を脱獄した数学の元教師と記憶力抜群な明るい男。どちらも冤罪で罪を背負わされ収監。初めは脱獄などと大それたことをなぞ考えもしなかった、むしろ監獄内で好きな数学を囚人たちに教えることもできて満足さえ感じていた男が何故脱獄を計画したのか。普通よくあるのは脱獄して復讐とかってあるけど、この2人はそうではない。数学的な事ばかり書かれたら理解不能だぞと懸念するも全くの杞憂に過ぎなかった。数学というより人間の心理を諮る頭脳に長けているのか。それにしてもこの時代、看守たちゆるすぎないか?

2024/03/06

rosetta

★★★☆☆そう言えば奈良監獄が高級ホテルになるというニュースを前に見たよな。ある意味時を得たテーマなのか?最近結構刑務所を舞台にした話を読んでいるような気がする。この話は大正時代、煉瓦造りの刑務所が囚人の手で建てられてから十年ほどしか経っていない。京都帝大を出て奈良の女学校の教師になった弓削は殺人の冤罪で収監される。一年後に入ってきたのはやはり冤罪の真っ直ぐな性格で人好きのする若い羽嶋。二人は典獄に報復する為脱獄を成功させる。しかし冤罪は晴らされないままなんだよな。それでいいのか?冤罪を晴らしてこそでは?

2023/10/24

よっち

時は大正。女子高生を殺したという冤罪で捕まり、奈良監獄に収監された数学教師の弓削。そんな彼が殺人と放火の冤罪で無期懲役刑となった印刷工の羽嶋と出会うブロマンス小説。無実を訴えながらも聞き入れられず、懲役二十年で収監された弓削。羽嶋も自分と同じく冤罪だったことを知った弓削は彼とともに、問題を起こさないよう典獄や同じ囚人たちとの距離感を気にかけながら脱獄する決意を固めてゆく展開で、状況的に冤罪を晴らすのは流石に難しかったようですけど、意外な場所で一緒に生き延びていた様子が伺えるその結末が印象に残る物語でした。

2023/09/19

tomtom

奈良監獄がホテルというニュースを見た気がしたので気になって読んでみた。奈良監獄一度訪れてみたい。冤罪をはらすためにいろいろ働くわけでもないし、脱獄するまでのハラハラドキドキストーリーでもなかったので少し残念。脱獄するまでのところが長く感じた。

2023/11/13

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