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わたしにも、スターが殺せる

わたしにも、スターが殺せる

わたしにも、スターが殺せる

作家
藤井清美
出版社
幻冬舎
発売日
2023-05-10
ISBN
9784344041066
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わたしにも、スターが殺せる / 感想・レビュー

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ヒデミン@もも

藤井清美さん初読み。面白かった。読みやすくて一気読み。SNSって身近で、現代の生活にはなくてはならないものになりつつあるが、やっぱり怖い。全ての人が承認欲求が強いわけではないのだろうが、姉妹の性格がよく出ていて納得。みんなが注目されたいと思ってはいないし、目立たなければ責められることもない。恋愛小説としても楽しめたと言うにはちょっとアレだけど。残念なのはタイトル。もう少し捻りが欲しかった。

2023/07/05

よつば🍀

SNSに溢れる膨大な数の言葉。誰かを支え救う事もあれば、刃となり心に一生残る深い傷を刻む事もある。2.5次元俳優・鈴木翔馬に向けられる称賛と攻撃。純粋に応援コメントを入れる人もいれば、己の承認欲求を満たす為にバズり目的で記事を書き続けるライターも存在する。読んでいて胸が痛い。鈴木翔馬は架空の人物だが、現実でもよく事情を知らない人間が、匿名を盾に誰かを口汚く罵っている。本作ではミステリ要素を絡めながらSNSの在り方に警鐘を鳴らす。本名で書き込む覚悟がないのであれば、根拠のない暴言は慎むべきではないかと思う。

2023/06/23

rosetta

★★✮☆☆とにかく主人公にまるで共感できず読めば読むほど不快感が募るばかり。こたつライター(自分で調べずテレビやSNSを見て適当に記事を仕上げる人達)のアラサーの主人公。何でもできるお姉ちゃんの陰に隠れて育ち使命感も向上心もなく、優しい彼氏と半同棲。オーディションでデビューした2.5次元俳優は、会ったこともないけど実は栃木の田舎のヒーローとヒロインの間の子供。彼の成功を予言した事から売れっ子ライターに。しかしコロナをきっかけに彼をサゲに走りコロナライターとして更に高みへ。彼女の足を引っ張った奴の正体は?!

2023/10/13

ミーナ

2.5次元俳優をアゲた記事がバズり、一躍名の売れたライター 真生だが― 時代だ。SNSは本心をさらけ出す場所ではなく、全世界に向けた発信を行うためのツールであることを忘れてはならない。そして、文章には性格が出るとつくづく感じる。経過も結果も怖かった。

2023/08/20

lovemys

こんなことあるんだろうな。本当にやろうと思ったら、文字だけで人を殺せちゃうのかもしれない。怖いと思う。嫌がらせの犯人は、アイツしかいないだろうと思った。気付いて良かった。何だか、自分のことばかり考えている人たちばかりで恐ろしいね。

2023/10/06

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