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輪るピングドラム 下

輪るピングドラム 下

輪るピングドラム 下

作家
幾原邦彦
高橋 慶
星野リリィ
出版社
幻冬舎コミックス
発売日
2012-02-29
ISBN
9784344824096
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輪るピングドラム 下 / 感想・レビュー

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みっちゃん

大切なひと。優しくて、怖くて、甘くて酸っぱくて、痛々しくいとおしい。その大切なひとを守るために。自分がどこまで理解できているのか、全然自信がないけれど、この胸の中に同居する悲しみとあたたかさ。それはまぎれもなくある。今度持ち主の次男が帰省してきたら、色々、聞いてみたい。

2016/05/23

そのぼん

アニメ版では駆け足で解りづかった部分が事細かに描かれていたのでなかなか深みがあって面白かったです。アニメ版の方では多少ギャグ要素もあったのですが、小説版のほうはなかったですね。登場人物たちの心理描写を詳しくしてあるところが、『新世紀エヴァンゲリオン』に通じるところがあるとおもいました。

2012/07/29

テツ

「僕の愛も、君の罰も、全て分けあうんだ」大切な人。自分を擲ってでも悲しい運命から救ってやりたいほどの大切な人。全てが終わり辿り着いた新しい世界。それは誰の記憶にも残らずに消えた晶馬と冠葉の愛に満ち溢れた世界なんだと思うと涙が溢れる。大切な人の悲しい運命を捻じ曲げて幸せを掴ませることが出来ればきっと人は笑顔でいなくなれる。ああ。これが宮沢賢治が言っていたほんとうのさいわいか。美しく悲しい自己犠牲と性愛ではない清らかな愛の物語。良いお話でした。

2017/09/05

miki

罪も愛も、すべての源泉は君。三兄妹の真実と過去があぶりだされ、一際彼らの繊細で美しい絆が浮き上がる。生きることは罪なんだね、という言葉はすべての運命の行きつく果てを示唆しているように思った。途方のない言葉だ、言葉のセンスにくらくらしてしまった。最後のあのメモ、あれはずるい。

2014/05/10

pulpo8

光莉とヒバリが本当は陽毬を少し恐れていたとか、陽毬が苹果を疎ましく感じるシーンがリアルな女の子っぽくていい。陽毬の晶馬に対する気持ちが結構本気で恋だったようで驚いた。冠葉は眞悧に陽毬を助ける代わりに世界を壊せと唆されたのかな?後半は抽象的なシーン、小説だけでは想像しにくいシーンが多すぎて難しい。中巻が山場というか一番盛り上がったかな。全体的には楽しめたけれど。乗り換え後の世界は晶馬と冠葉の愛で満ちているんだな、と考えると少し浮かばれる。

2016/04/26

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