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大学病院のウラは墓場: 医学部が患者を殺す (幻冬舎新書 く 1-1)

大学病院のウラは墓場: 医学部が患者を殺す (幻冬舎新書 く 1-1)

大学病院のウラは墓場: 医学部が患者を殺す (幻冬舎新書 く 1-1)

作家
久坂部羊
出版社
幻冬舎
発売日
2006-11-30
ISBN
9784344980044
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大学病院のウラは墓場: 医学部が患者を殺す (幻冬舎新書 く 1-1) / 感想・レビュー

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とろこ

11年前に書かれた本。今読んでも、耳が痛い。確かに、一般人は医療や医師に幻想を抱いている。それを盾に、正義を気取って医師を批判するマスコミ。大学病院は、未来の人類の為に、研究や後進の教育もしなければならない。が、目の前にいる患者に治療を施すのも役割。患者が医師や医療に求めるものと、大学病院の教授や医師が求めるものは違うらしい。そして、一般人は、医学の発展を望みながら、自分は実験台にされたくないと思っている…。矛盾だらけの医学界。このままでは、日本の医療や医師たちが、墓場に埋められてしまうと危機感を持った。

2017/05/12

もりやまたけよし

医療現場の実態がわかやすく書かれている。聖域だけども生身の人間のやることだからイロイロ問題が出て来るわけだ。患者としては、実態を教えてもらったほうが安心できるので良い。

2020/09/04

James Hayashi

大学病院に安心感と信頼を置くのは危険な様だ。見習い、経験不足の医師が多く、OJT(実験台もしくは生贄?)になる場合もあるためという。それと同時に日本の医療の問題点を指摘。産科や小児科などこれからの日本に絶対不可欠であるに関わらず、人手不足、過酷労働は続く。国家試験で医師免許を与えるのでなく、仮免に値する臨床実習許可証にするというのは良い案でないか?患者と医師本人の両者とも信頼をおける状況づくり。

2019/12/05

きさらぎ

知りたかった内容とは少し違ったかな。医者の目から見た大学病院の実情なので、医者ではない自分には高度な内容すぎる( ;∀;) 自分も含め世間では、大学病院には”安心”という良いイメージがあるように思う。でもそれって幻想なんだな、と思わされた。

2015/04/24

マリリン

タイトルは芳しくないものの、気付かなかった当たり前の事に気づかせてくれた。医師だって初仕事の日がありキャリアを積む段階もあるという事は肝に銘じておきたい。自身の新人の頃を振り返ると特に。子育て終わったから実験台になってもいいかなと思うこともある。薬の副作用然り。大学病院の実態は、なるほどと思い読んだ。現状にそぐわないという事を把握していないかのような行政。産科医逮捕の話は以前も聞いた事がある。報道を鵜呑みにしてはいけないと改めて思う。

2023/04/20

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