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人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期 (幻冬舎新書)

人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期 (幻冬舎新書)

人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期 (幻冬舎新書)

作家
久坂部羊
出版社
幻冬舎
発売日
2014-09-27
ISBN
9784344983595
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あらすじ

2013年、87歳で亡くなった父は元医師だが、医療否定主義者だった。不摂生ぶりも医者の不養生の限度を超えていた。若いころ、糖尿病になったが血糖値も測らず甘い物食べ放題の生活を続けながら勝手にインシュリンの量を増やして自然治癒させた。前立腺がんになっても「これで長生きせんですむ!」と叫び治療を拒否。こんなふうに医学常識を無視し自由奔放に暮らした。そんな父が寝たきりになって1年数カ月、医療や介護に対する私自身の常識が次々と覆った。父から教わった医療の無力と死への考え方をここでご紹介したい。

人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期 (幻冬舎新書) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

『平穏死』『多幸的なボケ』・・どれも羨ましい言葉に久坂部作家とお父様。『孤独死』の良い所は生きてるうちは誰にも頼らず迷惑はかけない・・確かに(だから私は希望している)しかし・・現実は厳しいだろうと覚悟もしている。長寿を目指した日本医療機関と政府の『つけ』はこの先もドンドン増すだろう(汗)だからと言って、一派絡げて「○○歳以上に死を!」とは言えないよね(爆弾発言)でも私には、そうして!(本当にお願い)『死』だけは、形は別として誰にでも必ず来る事なのに・・語りだしたら止まらない本なのだった。

2015/11/14

miww

医者だったお父様は医療拒否主義者だった。前立腺がんと診断、圧迫骨折、認知症と終末期が進む中、検査や治療、延命治療の全てを拒否する姿とその意思を尊重する久坂部さんの思いが切実に伝わってきた。お二人共医者なので医療行為の現実やその意味の記述が興味深く、延命について深く掘り下げられていて大変参考になった。「命を延ばしさえすればいいのであれば確かに医療は有効だろう、しかし延びる命の質は考えなくていいのか。辛く苦しい悲惨なだけの延命なら、ない方が安らかだろう」延命治療よりも本人の人格を尊重したいし、してほしい。

2015/10/23

AICHAN

図書館本。「最後までベストを尽くすとか、どこまでも諦めないというような文言は、世間ではウケがいいが、終末期医療では現実を知らない綺麗事で、死にゆく当人にとっては迷惑なだけである」「“小欲知足”(欲を抑えて足るを知る)の心構えがあればむやみに長生きを求めず、無理な治療もしなくなるだろう」…私の死生観とピタリと一致。私も周囲に迷惑をかけながらまでして長生きはしたくないし無理してまで長生きしようとはまったく思わない。死病に取り憑かれたら延命治療は望まない。そして、死んだら葬式無用、戒名不要、なのだ。

2019/03/19

おかむら

85歳越えの老親4名がいるので、とても考えさせられる本でした。全員老後は特に健康に気を使って暮らしてたようなのに今や病気のデパートのような状態。医療の進歩で長寿がどんどんのびるのは幸せなのかなあ。この本の場合は親子とも医者なので達観というか覚悟というか、羨ましかった。シロウトはなかなかこうはいかないけど、あああー、私はピンピンポックリ死にたいなー。たぶんムリそう…。

2015/10/31

きさらぎ

看取りの実話を楽しく読めるとは、なんかヘンな感じ。久坂部さんとお父上の人柄なのか、介護の話なのに読んでてほんわかした気分になる。でもこんな理想的な死を迎えることができたのは家族に医者がいたからで、一般の家庭ではまだまだ難しいことなんだろうな。これまで久坂部作品を読んできて、死や看取り、医療のあり方について独特の考えを持っている人だと感じていたけれど、その原点は麻酔医だった父親にあったんだな~

2015/04/21

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