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合戦で読む戦国史 歴史を変えた野戦十二番勝負 (幻冬舎新書)

合戦で読む戦国史 歴史を変えた野戦十二番勝負 (幻冬舎新書)

合戦で読む戦国史 歴史を変えた野戦十二番勝負 (幻冬舎新書)

作家
伊東潤
出版社
幻冬舎
発売日
2022-05-25
ISBN
9784344986541
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合戦で読む戦国史 歴史を変えた野戦十二番勝負 (幻冬舎新書) / 感想・レビュー

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チャーリブ

歴史小説家の伊東潤氏が戦国時代の12の野戦を取り上げてその戦いを分析したもの。本郷和人氏が書評で高く評価しています。有名な松浦静山の言葉「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」が正しいかどうかを戦略や戦術だけでなく、指導者のリーダーシップや人間性、運や偶然性なども考慮して分析しています。現代にも通じる人間ドラマとして読むことができます。負けるべくして負けることは多く、勝つべくして勝つということはやはり稀で、光秀が秀吉を破る「世界線」もあったかもしれませんね。○

2022/11/04

のぶのぶ

 資料の発見や発掘調査で新しく分かってきている(推測される)ことが増えていて、軍記物のような一昔前の通説とはかわってきていることも多い。関ヶ原の玉城のことなど知らなかったり、武田信玄の侵攻の強さに掠奪を許してあったりなど知らないことも多い。米の生産量なども関わりがあることなど。情報をいかに取り入れるかだったり、決断力だったり、家の様子や構成だったり、天気やタイミングだったりと本当に面白い。一代で築いたあとを継ぐ難しさ、家康はうまくやったのだろう。歴史に学ぶことはたくさんあることだろう。歴史を知ること大事。

2022/08/13

ベローチェのひととき

実家に帰省した際、歴史小説に詳しい弟が、面白いよと言って貸してくれた本。1546年の河越の戦いから、1615年の大坂の戦いまで、歴史を変えた12の野戦について述べられている。大変面白かった。個人的には今までよく知らなかった「龍造寺隆信と沖田畷の戦い」及び「伊達政宗と摺上原の戦い」が面白かった。戦いまでの背景とか、両軍の思惑、勝敗を決した要因などがとても分かりやすかった。

2023/07/16

hippos

映画や小説とは少し違った観点で戦国時代の野戦を考察する。通説を思い浮かべながら読むのが良い。

2022/09/21

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし、つまり勝者に勝因はなくとも敗者には必ず敗因があることを前提に戦国期の戦から教訓を導きだした一冊。テーマ的に勝者だけでなく敗者の記載も多く、勝者によって作られがちな戦争を多面的に見ることが出来るのが特徴といえる。敗因は多々あるが、長篠の闘いや関ヶ原の戦いのように、個人のパーソナリティの部分に負う面が大きい戦も少なくない。情報収集を軽んじる、集団の統制を軽んじるといった性質の人物は揃いも揃って悲惨な最期を辿ってることから、リーダーには不向きということがわかる。

2022/07/02

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