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リンボウ先生のうふふ枕草子

リンボウ先生のうふふ枕草子

リンボウ先生のうふふ枕草子

作家
林望
出版社
祥伝社
発売日
2009-03-19
ISBN
9784396613297
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ジャンル

リンボウ先生のうふふ枕草子 / 感想・レビュー

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ばりぼー

『枕草子』の芳醇豊麗なる世界を、想像力を全開にして懇切丁寧に面白く伝える解説書。「すさまじきもの(がっかりするもの)」「…寝起きてあぶる湯は、はらだたしうさへぞおぼゆる。」(せっかく寝ようと思っていたのに、ついつい欲望に負けてしまって)事後もう一度起き出して体を清めにいかなくてはならないなんてことになると、そういうときの湯浴みは、(ああ、よしときゃよかったと)自分自身に対してがっかりして腹立たしくさえおぼえる。」なるほど、そういうことだったんですか!とっつきにくい古典に対する目の前の霧が晴れました。

2017/05/26

しゅてふぁん

現代語訳がすご~く『女子』だった(笑)目次を見て『春はあけぼの』や『夜をこめて』など、超有名ドコロがなく不思議だなと思ったけれど、読んでみて納得。性愛方面の記述が想像力豊かに解説されていた。こういう解釈もできるのかと思ったら楽しくなった!文学全集などで訳を確認してみると文字通りの解釈で、リンボウ先生想像力発揮しすぎ、と笑ってしまった。色んな見方がある、それも古典の魅力!原文を自分の解釈で(想像力逞しく)読めるようになったら、今よりももっともっと楽しめるんだろうな(*^^*)

2017/04/03

宇宙猫

★★★ 分かりやすく解説されていて、さらっと読める。リンボウ先生の訳で枕草子を全部よみたい。

2017/05/21

LUNE MER

本書を読むと、①枕草子の全段を読み返したくなる、②清少納言が可愛らしくてたまらなくなる、という効能あり。謹訳源氏物語を読みながら抱いていた林望先生のイメージもまた一変する軽快な本文。あとがきで先生が提言している入試出題予告制度が面白い。9月入学よりもよほどフィージビリティがあるのでどこかの大学で試してみて欲しいかも。

2020/06/12

図書館本。リンボウ先生流の枕草子の楽しみ方。男と女の話を中心に、清少納言の人となりを紐解いている。リンボウ先生の目線を通すと、清少納言ははっきりとモノを言う負けん気の強い所はありながら、優しく暖かく思慮深い女性らしい女性、という雰囲気に。現代語訳に使われる言葉も柔らかい印象だった。

2016/11/27

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