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千のキス

千のキス

千のキス

作家
安達千夏
出版社
祥伝社
発売日
2012-10-11
ISBN
9784396634001
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千のキス / 感想・レビュー

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ケニオミ

いい年したおじさん(私のこと)が、通勤電車の中で「千のキス」というタイトルの赤い本書を周囲に見せながら読むことに、ちと恥ずかしい気持ちを抱えながら読了。心中をするために東京からはるばる石垣島近くの竹富島まで来た高校生の瑠璃。彼女は入水するも心中相手に逃げられるが助けられます。その後7年間の東京での恋模様を追いかけながら、心の安息地竹富島に戻るまでのお話です。一度火が付いたら止められない恋心。若い時は特にその傾向が強いのでしょうが、その恋心がよく表れていたように思います。最終章の恋、成就して欲しいな。

2012/12/08

ハルト

少女から女性へ。ひとりの女性の、恋の終わりと始まり。死んだ恋からの生まれ変わり。南の島での入水心中未遂に、自由奔放な相手にふり回される恋に、身を焦がす許されぬ恋。苛烈な恋の渦中に身を置きながら、その波に身をゆだねきれずに奪われ、さらわれないまま一人たたずむ。彼女が恋した相手の、愛とも執着とも妄執とも言うような密度の濃い関係性がより深く心に残る作品でした。また千代紙がよいアクセント。

2012/11/25

にこ

入水自殺から助けられた瑠璃。そこからの展開は面白かったのですが、二章四章とどこに惹かれたのって聞きたくなるくらい男の人に振り回されちゃってます。う~ん、最後彼のところへ行ったのは、良かったけど、何だか回り道しすぎと言うか、うまくやっていけるのかしらと心配になります。

2013/10/16

チェス

次から次へとお相手が現れるなぁ。最後は落ち着くところにおさまったかな。でも面白くて一気に。 図書館本。

2019/05/04

おさと

奥宮さんの言がいちいち分かってしまって怖いというか辛い。いっそのこと…と思ってしまうのは、自分が楽になりたいだけ、なんだよな。

2018/01/28

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