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Water. (Feelコミックス)

Water. (Feelコミックス)

Water. (Feelコミックス)

作家
魚喃キリコ
出版社
祥伝社
発売日
2007-04-24
ISBN
9784396764081
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Water. (Feelコミックス) / 感想・レビュー

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ちぇけら

あぶくが浮かんでくるからまだ死体ではないのだろうと思ってそのまま放っておいた。12時の鐘が鳴って、正直な身体からは腹の音がした。夏のコンビニは冷凍庫みたいだ。菓子パンを買ってクチャクチャさせて食べたりなんかして、あたしって実は感情的になっちゃったりしてんのかしら。水色の恋がしたかった、ただそれだけだった。赤色の海に潜ってゆくとそれはそれはたくさんの憎悪が背ビレをくねらせて泳いでいた。「なんでもいいから 切なくさせて?」ねむるまでずっと泣いていて、窒息しそうだよと言って目が覚めたときにもわたしは泣いていた。

2020/09/01

RYOyan

これ、初めて読んだ時は衝撃的だったな。そこ行くかーっ!絶妙な切り口で描かれた際どいシーンが妙なリアリティを伴って迫ってくる。こういうマンガ表現の仕方があったのかぁと唸っている自分がいた。久々に読み返してみたけど全然色褪せないな。

2020/05/31

るう

この本読んでた頃、自分の恋愛とリンクしすぎて痛くて痛くて手放してしまった本。好きすぎて何度読んだかわからない(´・ω・`)

2013/04/03

まにまに

恋愛の形は全て違っていても、根っこに持ってる感情はみんな似ていたりするのだと思った。同じような感情でも人によって表現の仕方が違っていて、違った形をした同じ感覚を組み合わせていく日常は、難しくて美しくてドロドロしたものをうみだすのだな。私は普段写真を撮ってるから、写真をこんな風に組むことが出来たらかっこいいだろうなぁと思った。言葉の練習、ストーリーを想像すること、もっと日常と向き合っていかなきゃな。

2015/01/07

スズコ(梵我一如、一なる生命)

学生の頃に初めて読んで以来、時々引っ張り出して読みたくなる、そんな本。素っ気ないけど何処か愛嬌のある絵と突き刺さるような言葉達が、絶妙に切り取られた空間の中に浮いている。語られる言葉は余りにもリアルで、あのヒリヒリするような世界感は、まだ幼かった私が背伸びをしてまで見たがった世界そのものだった。時が経って今思うと、苦しくて、寂しくて、それでも泣きすがってでも離したくなかった、そんな自分の青春がこの本と共に何処かに行ってしまったように思えて、また涙してしまう。ありがとう、とこの本に言いたい。

2014/02/01

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