KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

わが愛しのホームズ (モノクローム・ロマンス文庫)

わが愛しのホームズ (モノクローム・ロマンス文庫)

わが愛しのホームズ (モノクローム・ロマンス文庫)

作家
ローズ・ピアシー
ヤマダサクラコ
柿沼瑛子
出版社
新書館
発売日
2015-02-07
ISBN
9784403560200
amazonで購入する Kindle版を購入する

わが愛しのホームズ (モノクローム・ロマンス文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

藤月はな(灯れ松明の火)

「萌えが、萌えが足りない…」と呻いていた、エロよりも匂い系を愛する私の琴線に触れた本。また、pixivなどで薄々、感じていた「二次創作では、ある条件さえなければリバでも美味しく、頂ける」ということを確信させてくれた作品(笑)しかも百合もあって二度、美味しかったです(*^^*)ホームズの皮肉に隠されたワトソン君の思慕にヤキモキ。しかし、当時、男色は罪に問われ、結婚することでカモフラージュするしかなかったとは言え、最後までワトソン君に「良き親友」扱いされているメアリーさんが可哀想な気がしないでもない…

2015/03/08

ハンナ

ブックオフにて購入。原典の雰囲気、翻訳を保った高品質なパスティーシュ。個人的に大好きな、ホームズのワトスンと二人きりのときだけに「ぼく」という一人称を使うというのがこの作品でも表れていて嬉しい限り。当時のイギリスの風潮、そのために二人の関係がどのように取り扱われていたかなど、ただただ腐女子の妄想を暴走させるには効果覿面な一冊。後半にのめり込んでもプラトニックなのに、再会してからがロマンス小説のようなノリ。ツンなシャーロックだけど、乙女フィルターで萌えた。個人的にはマイクロフトも好きなので出番が多くて嬉しい

2017/02/17

きょん

現代BLを読みなれた立場からだと、これは一般小説でもよろしいんじゃないでしょうかと思ってしまった。パスティーシュとして上手く時間を繋げているし、正典の矛盾を力技で解決してるし、翻訳の文体も非常に正典の雰囲気を醸し出してて素敵でした。ただ、ワトソン博士のじっとりジメジメ心情描写がちょっと重すぎたかな。心の中で『怪しいわ、この二人』と濡れ衣を着せて楽しみたい派の我が儘ですね(^^;)

2015/02/19

まふぃん

どっかで見たことある題名だなあと思っていたら、改訳再出版でしたか。内容は全然覚えてなかったので、楽しめました。完全にホームズの2次創作でした。中編が2つなので、厚みの割には読みやすかった。原作に絡めた話なので、原作読み返したくなっちゃった。

2022/09/27

きゅーま

同居していた女友達が失踪し、その行方を捜してほしいという婦人の依頼を受けたシャーロック・ホームズとワトソン博士。しかしこの依頼人との出会いをきっかけにワトソンが秘めていたホームズの想いが明らかになり…… 同性愛が罪であった時代に同性に恋してしまったワトソンの切なくてくるしい恋のおはなし。なんというか、ものすごく好き。救いのない環境で、すれ違いながらそれでも互いを求めてる、みたいなのが私的に最高によかった。

2015/03/02

感想・レビューをもっと見る