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少女たちは夜歩く

少女たちは夜歩く

少女たちは夜歩く

作家
宇佐美まこと
出版社
実業之日本社
発売日
2018-09-28
ISBN
9784408537306
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少女たちは夜歩く / 感想・レビュー

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しんたろー

プロローグ的な話とエピローグ的な話を含めて10作の連作短編集。城山が中心の町に住む人々の「囚われた」話はダークファンタジーとして霧の中に得体の知れない何かがいるような不気味さが漂って飽きさせない。理不尽な恐怖も含まれているが、基本的にはダメな者が裁かれる勧善懲悪的な流れなので納得して読み終えた。伏線の回収はしているが、少し投げっ放しに感じる部分もある…「想像して楽しんで下さい」という事なのだろう。人物や時系列がバラバラで絡み合うので、一気読みしないと「この人は誰?コレは何だっけ?」となりそうなので要注意。

2018/12/18

ウッディ

城山が鎮座する地方都市での幻想的な出来事からなる連作集。女子高生の狂気的な恋愛を描いた最初の話は、単に暗く陰鬱な印象でしたが、すべての話を読み終えた時、この本の虜になっていました。時代や主人公が異なる物語の中で巧妙にちりばめられた伏線が回収させるのが、パズルのピースがはまっていく様な爽快感が得られ、怪奇現象が多面的に語られることで、事実として読者の心に刻まれ、恐怖感を倍増させる効果を持ったように思います。特に絵の修復中に自分に不幸をもたらす人の顔が浮かび上がってくる話はゾッとしました。面白かったです。

2019/03/25

fwhd8325

今年、初めて読んだ作家さんの中で、一番強烈な印象を持った作家さんです。「骨を弔う」で女性と判明して、あまり意識はしなかったけど、この作品は、女性作家だなと強く感じました。それにしても、物語の運びが巧いと思います。場所だけは動かないまま、人は巡ります。妖しい世界もあります。なんだか、足下に力が入らないような不安定さも感じます。気がつくと全く別世界に連れて行かれてしまったような感覚。やっぱり、この作家さん面白い。

2018/11/20

nobby

これ、むっちゃ大好物(笑)その多くの絶賛の声に何かあると身構えて目にする40頁足らずの10短編。各編とも不気味さ漂う城山や森の醸し出す雰囲気が導く結末は、なかなかダークな味わい。ただ、それだけに留まらない魅力が明かされるのは4話目辺りから!どこかで聞いた事柄や名前のリンクに気付き思わずつぶやいたのは「そういうことか!?」そこからはパズル組み立てながら、度々物語遡り結び付いて納得してニヤリ♪こんな活字でこそ楽しめる醍醐味に、また出逢えた幸せを噛み締めるばかり。最終話での答え合わせはほぼ全問正解で得意顔(笑)

2019/02/07

いつでも母さん

築城から400年も経っているこんもりとした城山がある街でいろんな事件が起こるのがざわざわする。それが誰かと繋がっているのがいっそう不安を不気味さを掻きたてるのだ。あちらの世界とこちらの世界。生きてる人間が一番怖ろしいが、思いを残して逝った怨念もなかなかにぞくりとする。宇佐美まことの新作。気になって一気に読んだ。酔芙蓉の下にきっと埋まっているのだとは思ったけれど、猫のアリスは何処へ行ったのでしょうね・・

2018/10/03

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