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終活中毒

終活中毒

終活中毒

作家
秋吉理香子
出版社
実業之日本社
発売日
2022-07-28
ISBN
9784408538075
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終活中毒 / 感想・レビュー

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starbro

秋吉 理香子は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本作は、終活イヤミステリ連作短編集でした。 オススメは、『SDGsな終活』&『小説家の終活』です。 https://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-53807-5

2022/09/04

青乃108号

これは面白かった。いずれ劣らぬ出来の短編が四編。三話目の【小説家の終活】が中でも一番気に入った。書けなくなった小説家の苦悩が良く描けており、起承転結もきっちりと決まってお手本のような小説。四話読み終えて思った。俺もそろそろ終活、始めなくちゃかな、と。妻や娘に面倒かけたくないもんな。先日母が亡くなって急だったもんだから俺は慌てふためき故郷に帰ったのだが実家の遺品の想像を遥かに超えて圧倒する物量に腰を抜かした。いやそれは言い過ぎだけど軽い目眩くらいは確かに感じた。早目にまずは身近な物の断捨離から始めなければ。

2023/01/20

いつでも母さん

まさかの『中毒』シリーズの第2弾は終活!短編4話。大どんでん返しの帯は煽りすぎだと思うが、それぞれになるほどね~と面白く読んだ。一番のスッキリ感は3話目の『小説家の終活』秋吉さんらしいと思ったのは1話目の『SDGsな終活』2話目の『最後の終活』はちょいと気を引き締めたい。ラストはしんみりの『お笑いの死神』次はどんな中毒かなぁ・・

2022/09/24

とろとろ

短編4つ。「SDGsな終活」は40代女性が遺体を処分する方法を実践する話。誰かマネをしそう。「最後の終活」は60代男性。なんだ、そういうオチか。別に実害は無かったか…。「小説家の終活」は60代作家女性。ひょっとして本人かしら?。最後のオチは洒落ていて面白かった。「お笑いの死神」は売れない芸人の最後の挑戦。余命数月と宣告されてお笑いコンテストに挑戦するんだな。死神を笑わせると自分も死ぬそうだが、それを見事にやってのけた。最後の種明かしも旨かった。総じて、軽く一気読み出来るが……中味は考えさせられる。

2022/10/06

うっちー

ヴァライティにとんだ、終活に纏わる短編集で、それぞれレベルが高かったです

2022/10/27

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