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ミドルノート

ミドルノート

ミドルノート

作家
朝比奈あすか
出版社
実業之日本社
発売日
2023-09-29
ISBN
9784408538433
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ミドルノート / 感想・レビュー

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starbro

朝比奈 あすか、初読です。アラサー女子のリアル、アラ還のオジサンからしてみると、若くてイキイキとしている年代のような気もしますが、仕事、結婚、子育て等、悩み多き年頃なのかも知れません。 https://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-53843-3

2023/11/19

ゆみねこ

食品会社の同期入社の3人と同い歳の派遣社員1人。働くスタイルや活躍の場は違う4人のコロナ禍を挟んだ混沌とした時代での変化。働きながらの子育て、夫のモラハラ、派遣切り。最初から菜々の夫拓也にイライラ。ラストは彼女たちの決断にエールを送りたくなった。

2023/10/18

やも

新卒同期で知り合って10年の女3人と途中入社の女が1人。その4人が同期の家でホームパーティ。参加者それぞれの視点でホムパ直後と3年後withコロナとが語られ、最終話では皆で再会する連作短編集。4人は母、婚約中、インフルエンサーとそれぞれ昔とは変わってきていた。香水はトップノート、ミドルノート、ラストノートと香りが変わっていくらしい。悩み、惑い、何かを信じて今を生きていく。ふとした時に思い出すのは4人お揃いの香水。これは女の人生のミドルノートだ。いいラストノートに変化していくといいな。かなり好みの話だった!

2024/02/26

J D

 アラサー世代の物語。表題「ミドルノート」の意味を物語のラストに知り、人生と香水の掛け合いに面白みを感じた。菜々や愛美、彩子、麻衣の視点で物語は進むが、菜々と拓也の夫婦としての関わりがヒリヒリして痛い。夫婦の問題は、子どもの情緒に影響するから樹を単なるわんぱくとして片付けるのはどうかと思った。また、コロナが人々の生活に影響を与える感じが菜々夫婦の関係性と混ざり合って一定の緊張感を出しており良かった。ラストは、菜々にも希望が見える感じで終わっていた。

2024/01/14

Ikutan

トップノート、ミドルノート、ラストノート。時間差で三段階に変化していく香水の香りを人生に当てはめた、ミドルノート世代の物語。食品会社の同期三人。妊娠出産後、復職した菜々。ワーキングマザーの先輩で、出世頭の愛美。早々に会社を辞め、自分の道を模索する麻衣。そして三人と同世代の派遣社員、彩子。コロナ禍の息苦しさも含めて多様化する女性の生き方が、丁寧な心理描写で描かれる。同世代だったら、何処か共感できるのでは。ラストノート世代の私は、懐かしさと共に、今の時代ならではの新鮮な感覚に娘夫婦を思い浮かべながら読んだ。

2023/12/05

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