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神の涙 (実業之日本社文庫)

神の涙 (実業之日本社文庫)

神の涙 (実業之日本社文庫)

作家
馳星周
出版社
実業之日本社
発売日
2020-12-04
ISBN
9784408556352
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神の涙 (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー

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じいじ@リハビリ & 懸命に減量中。

凄まじいエンディングの感動に、もっともっと浸っていたいと思った。個人的好みでいえば、昨年読んだ直木賞受賞作の『少年と犬』以上の迫力に圧倒された。北海道の神秘的大自然を背景に、アイヌ民族で野生動物の木彫り作家の老人と孫娘の家族を主人公に描いた人間ドラマです。今作に私は完全ノックアウトされてしまいました。紹介したいことは、山ほどありますが、もうこれ以上書けません。読んでいただくしかないです。

2021/02/03

はつばあば

読メの有難さを知る一番は本のレビューと読み友さんの励まし。この本も知らずに一生を過ごしたかもしれない。知らなくても構わないっちゃそうでもありますが、私もこの本を読まれた、教えてくれた読み友さんに感謝です。和人とアイヌ・・今はどうか知りませんが高校の修学旅行で行った時はそれこそアイヌの人達が土産物屋さんに結構いらっしゃいました。その時はアイヌの人達は神に感謝して誇りをもって生きてられると思ってきましたが・・葛藤もあるんですね。今は手に職を持つかITに堪能か公務員・・どちらかでしか生きられないなら木彫りも・・

2021/02/06

ぶんこ

感動の一作でした。アイヌと和人、日本にも人種差別があったこと。そして虐めもあったのは小説の中だけではないのでしょう。敬蔵さんの自然、動物への敬虔な気持ちに圧倒されました。襲いかかってきたヒグマにも感謝の祈りを捧げる気持ち。悠さんが滝霧と朝日を前にして感動し、敬虔な気持ちになったこと。神の存在を感じたこと。そういった体験を重ねてきたアイヌの人々。自然と人間との融和。罪と罰。重いのに、爽やかな読後感の不思議。思いがけずに殺人者になってしまった健吾さんの辛さも思う。「許す」ということの重みを痛感しました。

2021/05/06

えみ

自然との調和、穢れのない純真無垢な家族の物語に鳥肌が立った。これほどまでに深呼吸が似合う小説に出会ったのは初めてかもしれない。誰かを想い、誰かのために煩悶とする人間の愚かなる可愛さ。知らず知らずのうちに姿勢を正してこの美しき物語に向き合っていた。アイヌが生きている。カムイも棲んでいる。大自然の中、山や森、川に海、そして湖に。北海道の屈斜路湖を舞台に、人間の弱さと強さ幸福の在り方が、秘密を抱えてこの地にやってきた男と、アイヌの木彫り作家とその孫娘を巡る奇妙で温かな日々から描かれる。赦しのカタチを刻む一冊。

2020/12/08

KEI@ I ⭐️ BAYSTERS

読友さんのレビューに惹かれて。馳星周さんの本はノワールを避けて読んでいるが、この本は今まで以上に感動作だった。アイヌの木彫り作家 敬蔵と孫娘のところへ訪ねて来た雅比古の3人が新たな家族として再生される物語だった。その裏にある東日本大震災、アイヌへの差別など重いテーマも扱っている。敬蔵の言う【人の罪を罰するのは神様の仕事、人に出来るのはゆるすことだけ】、孫娘が霧滝を見て感じた【人間も大自然の一部なのだ。略、大自然にとっては、和人もアイヌも関係ない】はこの作品の大きなテーマだと感じた。お薦め本です。

2021/02/09

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