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20世紀エディトリアル・オデッセイ: 時代を創った雑誌たち

20世紀エディトリアル・オデッセイ: 時代を創った雑誌たち

20世紀エディトリアル・オデッセイ: 時代を創った雑誌たち

作家
赤田祐一
ばるぼら
出版社
誠文堂新光社
発売日
2014-04-21
ISBN
9784416114384
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20世紀エディトリアル・オデッセイ: 時代を創った雑誌たち / 感想・レビュー

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くさてる

20世紀の雑誌のクロニクル。とにかく広い対象と豊富な図版、貴重なインタビューとどこから切っても読みごたえがあって堪能しました。表現したい、誰かに伝えたい、繋がりたい、広めたい、自分なりに知っていることを構成し直したいという欲望。時代を切り取っていく鮮やかな同時代性。ジャンルに関係なく滲み出てくるそんな熱量を分析していく文章はクールで、とても面白かった。個人的にはオタク文化の最たるものといえるコミケ、同人誌関連の記述の分厚さと濃さに驚きながらもとても楽しみました。その関連に興味がある人にもお薦め。

2015/03/07

nizimasu

最近のスペクテーターでの「ウォールアースカタログ」の傾倒ぶりもこの本を読んでいたら、納得。ポパイもZINEという嗜好もここまで系統的にまとめるとなかなか壮観。自販機本もJAMなんかもここまで偏愛的に紹介されていたら成仏できるでありましょう。ウイークエンドスーパーに写真時代などの雑誌とか結局は、ある種の編集者の濃厚な世界観の表出なのでありましょう。赤田さん本人の雑誌リスペクトにはつくづく脱帽

2014/07/02

hiratax

「アイデア」の連載はところどころ読んでいた。パンクファジンやコミケット文化などの当事者インタビューと書影がある驚き。アーカイブとオーラル・ヒストリーの重要性を知覚する。さらに50年代〜60年代の雑誌制作に携わった当事者インタビューもあるが、ここ数年で鬼籍に入っている。(サブ)カルチャーの第一世代をとらえた貴重な記録となっている。巻末の雑誌曼荼羅は圧巻。青山正明が学生時代に制作したミニコミ「突然変異」の奥付がジャーナリズム研究会となる。そうだ、キャンパスマガジンの鬼っ子だったのだな。

2014/05/23

takao

ふむ

2019/11/23

doji

ものすごい労作だなと、資料的価値の高さに驚きつつ、雑誌というものは根源的にDIY精神によって生み出されたものなんだなということをつよく感じた。とにかくこんなに混沌としたメディアはほかにないのだろう。「WEC」について語られている中で、西村佳哲さんが精神性として似ている、という指摘にすごくうなずいてしまった。

2018/08/20

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