であえたことに ありがとう
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4月発売の絵本(2024年4月 新刊&おすすめ絵本)
4月も話題の絵本が目白押し! まずは、『ぼくは川のように話す』などを手掛け、今年度の国際アンデルセン賞を受賞したカナダの絵本作家シドニー・スミスさんの最新作。発表後瞬く間に高い評価を得た、自身の記憶をもとにした心ゆさぶる家族の物語が邦訳化です。人形制作でお馴染みの人気絵本作家ペク・ヒナさんの最新作は、アナログ制作のセル画を何枚も重ねレトロな雰囲気を作る手法に挑戦。三浦太郎さんの逆輸入絵本や、大人気「パンダのおさじ」シリーズの続編も登場です。
また、子どもたちが大好きな「給食」を豊かなイマジネーションで膨らませたシゲリカツヒコさんの新刊は、学校生活の気分転換になりそう。「がまくんとかえるくん」作者アーノルド・ローベルさんによるクスッと笑えるおはなしや、きむらゆういちさんが人気イラストレーターと作った、ねこの母子の心温まる絵本は、慌ただしい新学期の疲弊した心に染みるはず。
新しい絵本が家で待っているというだけで、楽しい1日が過ごせそうですね。どの本も自信を持っておすすめできる注目作・話題作ばかり。春の陽気に誘われて、ぜひ本屋さんへ出かけてみてください。&…
2024/4/15
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であえたことに ありがとう / 感想・レビュー
遠い日
なんて温かなお話でしょうか。猫の親子に託して描かれていますが、親子でも恋人同士でも友人たちでも、それぞれの立場みんなに通じるものがあるように思います。 同じ時代に生まれて、同じ時間を生きるということの奇跡。ましてや、いつもそばにいる存在となれば、それはもう選ばれた関係の最たるもの。 愛情深く子を見守るお母さんの慈しみ。どんな時もあなたを見守り、寄り添うという決意。そして、この出会いにただただ感謝。 きむらゆういちさんのテキストはストレートなメッセージに溢れ、tonoさんのイラストはやさしさに溢れています。
2024/04/18
たくさん
神妙で重厚で丁寧な真剣で想いのこもった言葉からこの本が始まる。ねこというものの習性も加味して、この表情の全編を通したひたむきなリアルさ。私はこの本を読んで、何に投影するかを(普通に読めば家族だったりするのだろうけど) どんなもののことを考えてでもこういう気持ちになれるだろうかって共に考えたりする。いつもいつでもありがとうと思える気持ちってそうはたくさんはない。だけれどそういう存在をみつけることができたのであれば、ずっとありがとうの気持ちでいられるよ、という希望を与えてくれる本です。#NetGalleyJP
2024/04/19
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