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ノーサイド・ゲーム

ノーサイド・ゲーム

ノーサイド・ゲーム

作家
池井戸潤
出版社
ダイヤモンド社
発売日
2019-06-13
ISBN
9784478108376
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「ノーサイド・ゲーム」のおすすめレビュー

BOOK OF THE YEAR 2020投票スタート! まずは2019年小説部門を振り返る!半沢直樹じゃない、もうひとつの池井戸潤作品

『ノーサイド・ゲーム』(池井戸潤/ダイヤモンド社)

『ダ・ヴィンチ』の年末恒例大特集「BOOK OF THE YEAR」。今年の投票期間がいよいよスタート! ぜひあなたの「今年、いちばん良かった本」を決めて投票してみてほしい。  ここで改めて2019年にどんな本がランクインしたのか振り返ってみることにしよう。

 2019年の首位に輝いたのは池井戸潤の『ノーサイド・ゲーム』。左遷されたエリート社員が、成績が低迷するラグビー部の改革に乗り出す物語が、働く大人の圧倒的な支持を得た。大泉洋主演でのドラマ化や、ラグビーW杯で日本代表がベスト8入りを果たした快挙も追い風となったが、やはり決め手は作家と作品の質への信頼感。「池井戸潤は裏切らない」、そんな熱い声が2018年から2年連続の首位に押し上げた。

『小説 天気の子』(新海誠/KADOKAWA)

 2位は新海誠の『小説 天気の子』。観客動員1000万人超を記録したヒット作を、監督自らがノベライズ。映像では表現しきれなかった心理描写を盛り込むことで、鑑賞後の補完テキストとして若年層の心を掴んだ。

『沈黙のパレー…

2020/9/4

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今期大注目の社会人ラグビードラマ『ノーサイド・ゲーム』 半沢直樹、下町ロケットに続く池井戸作品の魅力とは?

『ノーサイド・ゲーム』(池井戸潤/ダイヤモンド社)

 ラグビーワールドカップまでいよいよ100日を切りました。それに先立ち、7月7日からTBS系列でラグビードラマ『ノーサイド・ゲーム』が始まりました。原作者は「半沢直樹」でもおなじみの池井戸潤氏。企業小説の名手が描くラグビーは選手ではなく、「外側から関わる人々」という切り口でした。

■ラグビーを「外側から」描く――企業所属のラグビーチーム

 舞台は、トキワ自動車という自動車メーカー。経営企画室に所属していた主人公・君嶋隼人は突然、ラグビーチームのゼネラルマネージャー就任を命じられます。「プラチナリーグ」を戦うトキワ自動車のチーム「アストロズ」は成績も低迷中、集客もない会社のお荷物的存在。実質的な左遷人事です。君嶋は腐ることなく、社会人ラグビーを取り巻く現状と関係者が描く理想とのギャップに驚きつつ、チームを改善する決意を固める。アストロズを存続・優勝させるために戦い始めます。

 実は日本ラグビーは基本的にはアマチュアの世界。各チームは企業の一部であり、社員である選手も多いのです。つまり、会社の一存で予算、…

2019/7/28

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ノーサイド・ゲーム / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

W-G

面白い。もはや安定の池井戸印。都合が良すぎる新監督の登場や、スタープレーヤーの発掘、劇的に伸びすぎる動員数などなど、話が上手すぎて、普通は白けるところなのに、ちゃんと"アツい展開"に転化出来ている。スポーツの描写も、第二のお家芸としてすっかり定着し、最後の試合なんかはかなり熱くなった。ここをレナ視点で読ませるあたりが上手。こういう真摯なファン目線を入れることで、そしてほんのりロマンスの可能性も匂わせることで、ラグビーのルールを知らなくても、全く作品の良さは損なわれないように作られている。

2019/06/16

ヴェネツィア

実に痛快かつ爽快な小説である。今回は実業団ラグビーの世界を舞台に展開するのだが、主人公の君嶋隼人は半沢直樹にきわめてよく似ている。だからつまらないというのではなく、むしろそこがいい点でもある。したがって、基本的にはラグビーの物語でありながら、企業人の物語としての側面も持っている。"one for all, all for one"などは日本のラグビー界だけの言葉だといいながらも、結局はラグビーの持つパワーと清々しさが物語の基調になっていたりもする。また、君嶋のとる方法は、奇を衒うものからは遠く⇒

2024/02/18

starbro

池井戸 潤は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。ドラマ放映期間中に読めました。 https://www.tbs.co.jp/noside_game_tbs/ ラグビーのワールド・カップとドラマのタイアップ小説かと思いきや、ドラマとかなり設定が違う正統派企業スポーツの感動作でした。主人公のキャスティングは、大泉 洋ではないと思います。下町ロケットの吉川 晃司とかの方が、まだ良いのではないでしょうか?妻役の松 たか子は、原作では一切出てきません(笑)

2019/07/25

ウッディ

経営企画室から工場の総務部長に左遷された君嶋は、会社のお荷物となっていたラグビー部のゼネラルマネージャーとなり、チームを立て直す。ドラマを観て、ストーリーや結末はわかっているのに、池井戸さんの小説はなぜか心が熱くなり、涙が溢れてしまう。ワンチームそしてノーサイドの精神は、熱い企業戦士たちの生き方に近く、こんな風に仕事をしたいと憧れます。アストロズのメンバーが裏切り者の里村にエールを送る場面は、痺れました。ワールドカップの余韻が残るこの時期に読めたのも良かった。やっぱり池井戸小説、だいすきです。

2020/01/18

Tanaka

ラグビーはほぼ分からないけど、池井戸さんの作品は読みやすくて良い

2020/06/28

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