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13歳は二度あるか―「現在を生きる自分」を考える

13歳は二度あるか―「現在を生きる自分」を考える

13歳は二度あるか―「現在を生きる自分」を考える

作家
吉本隆明
出版社
大和書房
発売日
2005-09-01
ISBN
9784479391234
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13歳は二度あるか―「現在を生きる自分」を考える / 感想・レビュー

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mm

本を前にして頭が空回りしてるかんじがするので、児童書なら読めるんじゃないかとこのところ児童書多し。これはびっくりするくらい読みやすく、近所の学のあるじーさまの話を縁側で聞かせてもらったかのような親しみやすさ。何を語りかけるかという内容も大切なんだろうけど、これから自分でよく考えて、自分を大切に生きていけよという感じの暖かさが伝わってきてよかった。新聞読めと書いてあるけど、これは年々厳しいタスクになりつつありますね。11年前に出版されております。

2016/08/19

マッピー

意外ではあったけれど、吉本隆明って性善説のひとなのかもしれない。残念ながら私にはそうは思えない。人の善意に付け込んで、自分はいい思いだけをしたいという人は間違いなくいる。自分の仕事を押し付けて平気な人、借金を踏み倒して平気な人。吉本隆明の周囲に善意の人しかいなかったのか、それとも時代の違いなのか。目次を読み進めて最後の行。”人間は自分が生きた時代を引き受けていくしかない。”今まで読んだ吉本隆明の本のなかで、一番読みやすくてわかりやすかった。13歳用だからか。

2019/06/07

ツキノ

吉本隆明氏が亡くなったあと、図書館に本を捜しに来た方がいて、児童書のこれは借りられなかったのだけれど、わたしが借りてきた。長男にも読ませよう。

2012/04/08

佐保(さほ)

14歳と9ヶ月です▼私は小説がとても好きですが、説明文などは苦手です。しかしこの本はとてもわかりやすく、それでいて深いと思いました。私は昨年の四月に14歳を迎えて以降、「脳死」のことを頻繁に考えてきました。あと一年で「臓器提供カード」を持つことができるからです。この本の「実際に死ぬ直前までくると~」などは、とても参考になりました▼本当に素晴らしい本です。もちろん全てをもろ手を挙げて賛同することはできかねますが、それこそ吉本氏の言う「個人としての個人」でしょう。

2010/01/23

木ハムしっぽ

吉本翁が13歳の若者に優しく語りかけるような本書。戦時下に思春期を過ごした著者の、反省と戦死者への思いは傾聴に値する。

2021/07/08

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