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FOR LADIES BY LADIES: 女性のエッセイ・アンソロジー (ちくま文庫 こ 23-1)

FOR LADIES BY LADIES: 女性のエッセイ・アンソロジー (ちくま文庫 こ 23-1)

FOR LADIES BY LADIES: 女性のエッセイ・アンソロジー (ちくま文庫 こ 23-1)

作家
近代ナリコ
戸塚文子
出版社
筑摩書房
発売日
2003-11-01
ISBN
9784480038890
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FOR LADIES BY LADIES: 女性のエッセイ・アンソロジー (ちくま文庫 こ 23-1) / 感想・レビュー

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あ げ こ

やっぱり鴨居羊子の文章がとびきりいいと思う。キラッキラとしたその輝きや魅力が、間違いなく本人の内より溢れ出ているものである事の凄み、豊かさや充実具合、頭のよさや発想の奔放さ、誰にも止められる事のない激しさと負けなさ。最高にイカしている。あとは富岡多惠子の「悪趣味礼賛」が好き。生半可なものでない、悪趣味への礼賛。贋物でない、ほんものへの礼賛。そこへ達する事が出来る者は少ない。そう生易しい事ではない。中々達し得ない。丸出しにする事は、それが普通である事は、大変に難しい事だ。大変に稀有で、だからこそ、魅力的だ。

2020/05/02

くさてる

「女性による女性について」のエッセイアンソロジー。50年代から90年代までの幅広い年代、歌手、画家、作家と様々な職業の女性たちではあるけれど、ばらついた印象は無い。どの言葉も楽しく、可愛く、真剣で、素敵なものばかりなので、それらが集められたこの一冊はさながらひとつの花束のよう。素晴らしい一冊です。

2014/08/13

あ げ こ

平野レミ「ド・レミ前奏曲」…ハッキリと、聞き取りやすい声色、賑やかで、馴染みやすい言葉を連ねる語り口、小気味好いお喋りの楽しさ。明け透けなのに、いやらしくも、下品でもなく、ただ、その時々を素敵に舞う心の痛快さ、カラッとした明るさを、思わせる。これは面白い。矢川澄子「卯歳の娘たち」…いくつもの矛盾、複雑さが入り混じったような、それでも、それは、愛情の響きと、その色を、持つもの。押し潰すよう、秘めた思いにさえ、より豊かなものへと深められる、愛惜の視線。過ぎた時間、見遣り、重ね、重ならぬものごと、愛おしむ。

2015/03/09

まど

かっこいい女性の細やかな感情。

2018/07/24

アヴォカド

意外にも感心?してしまったのが黒柳徹子「ニューヨークの仔猫ちゃん」。長くTV界で生き残り続けている人は、やはり心構えも吸収の仕方も違うものなんだな、と。40年も前の文章を読んで、納得するのだった。

2014/01/13

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