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人類5000年史 III: 1001年~1500年 (ちくま新書)

人類5000年史 III: 1001年~1500年 (ちくま新書)

人類5000年史 III: 1001年~1500年 (ちくま新書)

作家
出口治明
出版社
筑摩書房
発売日
2020-03-06
ISBN
9784480072665
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人類5000年史 III: 1001年~1500年 (ちくま新書) / 感想・レビュー

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Emkay

西暦1001-1500年を網羅。百年ずつ区切って(1)宋と東ローマ帝国、(2)十字軍、(3)モンゴル帝国、(4)ペスト、明、百年戦争、(5)ルネサンス、と5章に分けて解説。大変読みやすい。中世と言われるこの時期、常に戦争ばかり行われていたという印象。14世紀のペスト大流行は、モンゴル帝国がきっかけとなった東西交易が遠因だと指摘。グローバリゼーションで拡散したとされる新型コロナと同じ構図。ルネサンスでは、人類が神の手下ではなく、自我に目覚めていく過程が記され、ようやく現代に通じる価値観を見いだせる。

2021/04/22

coolflat

1001年から1500年までの歴史。宋元明、セルジューク朝やティムール朝、十字軍や百年戦争などを主に扱う。モンゴルの世界帝国成立により、世界の交易がグローバル化していく時代である。25頁。南無阿弥陀仏と唱えれば救われると説くシンプルな教えの浄土教は庶民層に広まり、生きることの意味を問うなど難しい理屈の多い禅の教えは士大夫層に広まりました。この不況に大きな役割を果たしたのが木版印刷でした。この当時の印刷技術の進歩には目を見張るものがあり、信者を得るためのアジビラや宗教文書の大量印刷が可能になっていたのです。

2022/05/20

Mzo

シリーズ3冊目。地域史ではなく、世界史全体を編年体で書く試みは面白いんだけど、時代が下ってくるとディスパッチが多くなって、若干読みにくくなってきたかな…。逆にもっと現代史に近付くと、ある事象・事件を多面的に記載できて楽しくなるかも。さて、この巻で扱われてる時代では、やはり宋とモンゴルが面白く読めました。小説の影響かな。

2020/06/05

HaruNuevo

第3巻は1000年から1500年を扱うが、この時代になってくると、世界史の軸の複線化が顕著になってくるため、基本的な世界史の知識が無いと、全体像が把握出来なくなってくる。自分はそこが欠如しているため、読むのに苦労した。 元の世界史における存在の大きさが非常に印象的であった。

2020/08/10

れいまん

五千年史の3冊目 著者が脳出血で倒れる前に書いたもの とても読みやすく、4巻まではあるけどこの先、続刊が出るのか不安です リハビリ兼ねて書いて下さいね

2022/10/05

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