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マンガ 認知症 (ちくま新書)

マンガ 認知症 (ちくま新書)

マンガ 認知症 (ちくま新書)

作家
ニコ・ニコルソン
佐藤眞一
出版社
筑摩書房
発売日
2020-06-09
ISBN
9784480073228
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マンガ 認知症 (ちくま新書) / 感想・レビュー

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nyaoko

ニコさんの漫画はいつも読んでて、婆ルが認知症になり、施設に入るまでの在宅介護がとても大変だったのも「私のおばあちゃん」で読んで泣けました。認知症心理専門のサトー先生とタッグを組んで出されたこの本、介護職としてもう、色々目からウロコでした。どーして夕方になるとみんな家に帰りたくなるのー!どーして汚れたパンツをあちこちに隠すのー!どーして違う記憶になるのー!どーしてどーしての理由が詰まってます。親が認知症になったら、もう影も形も消えてなくなった生家を探すのかと想像して、ゾッとする半分、せつない半分。

2020/07/19

ヒデキ

両親が、80代になって、考えなくてはならない事柄になってきました。「介護の前に知りたい」このことの意味が、読んでいて理解できた(気になりました) 認知症の方の見え方から解説して貰うことで 自分の考え方が少し変わりました

2021/01/19

ホークス

2020年刊。ニコ氏は認知症の祖母、母との三人暮らし。祖母の症状が進む中、家族全員が煮詰まっている。そこに研究者である佐藤氏が訪問し、認知症者がどのように感じ、なぜそんな行動をするのか、対策と共に教えてくれる。佐藤氏はマンガの持つ描写力、ニコ氏の表現力を高く評価しており、良いコラボになっている。認知症者が、実は深い孤独の中にいる事を学べたのが有難い。人間関係を「ケアとコントロール」で捉えるという考え方にもハッとした。ケアのつもりが、どうしてもコントロールになっていく。介護の問題に限らない視点として覚えたい

2021/05/27

syota

「お金や時計を盗られた」「家に帰りたい」「(すでに死去している)おとーちゃんが浮気している」。認知症の老母が度々口にする言葉だ。ああ、ボケたなあ、としか思っていなかったが、この本を読んでなぜそのような言葉が出てくるのか納得した。認知症の症状ごとに実例を挙げ、なぜそうなるのか、どう対処すればいいのかを説明するとともに、介護する側、される側双方の心理状態も描写している。各章の冒頭に置かれた漫画で章の概要を示し、本文で詳述するという構成も秀逸で、とりあえず漫画だけ読んでも大きな収穫がある。→

2023/10/23

たまきら

認知症の義父をみんなで支えた数年間を思いました。情報と体験談が満載。説明もわかりやすく、男性も女性も共感できる一冊です。介護者と受ける認知症の人のすれ違いをとても分かりやすく説明してあり、だからこそ施設は決して悪い選択ではないのだということが理解できると思います。情報を蓄えて、たくさんの人に頼り、笑って過ごしましょう!

2022/03/02

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