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定年後の作法 (ちくま新書)

定年後の作法 (ちくま新書)

定年後の作法 (ちくま新書)

作家
林望
出版社
筑摩書房
発売日
2020-12-09
ISBN
9784480073372
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定年後の作法 (ちくま新書) / 感想・レビュー

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tamami

この類いの本は・・と決めていたのに手にしたのは、文章のもつ格調の高さと、同年代である先生の語りの切実さが身に沁みたからです。目次にある、古きものにいまを見つける、身体と心のペースをつかむ、残すものと捨てておくもの、等々の項目を見れば内容は見当がつきますが、個人的には自己の道楽!の結晶物の始末について、淡々と「立つ鳥跡を濁さず」とする先生の言葉に背中を押され、一つ踏ん切りがついたのでした。その他老後を心穏やかに過ごすための夫婦の距離の取り方、身体と心の健康の保ち方など、リンボウ流ノウハウは一読の価値あり。

2020/12/29

壱萬弐仟縁

確か、2007年夏に、三田Cで鈴木孝夫先生らと著者の、よく遊びよく学べの講演を拝聴したことを想起した。感じの良い人(012頁)になりたい。というか、感じのいいユーチューバーになりたいです。やらせていただくというふうに観念したら平和(023頁)。動画の世界もそうだと思う。見えない視聴者に向けて発信する以上は。荘子の無用の用(064頁~)は試験に出ても文句を言えない。大人(たいじん)の風格とは、自分ではしなくてもみんなに敬仰(けいぎょう)される人(068頁)。すごい人格者ですなぁ。

2021/05/10

Fondsaule

★★★☆☆ まだ少し時間があるけど、読んでみた。 何かを「やってくれない?」と頼まれたら、それができることであれば、ともかく誠意をもってやる、その心がけが最も大切。 定年前も同じかな。

2023/02/02

おおにし

(読書会課題本)ブルデューの言う「文化資産」をしっかりお持ちの方が書いた定年後のマニュアル。庶民向けではないかもしれないが、夫婦の距離の取り方など役に立つ助言もあった。

2021/08/31

Tatsuhito Matsuzaki

著者は70代の男性ですが、定年(早期退職を含む)を迎えるにあたっての心の持ちようには、共感する部分があります。 しかし、電話&SNSはダメでメールが良い、とか、読書は古典 と言い切るところは世代間の格差を感じました。

2021/10/02

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