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ノアノア (ちくま学芸文庫)

ノアノア (ちくま学芸文庫)

ノアノア (ちくま学芸文庫)

作家
ポール・ゴーギャン
Paul Gauguin
岩切 正一郎
出版社
筑摩書房
発売日
1999-10
ISBN
9784480085191
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ノアノア (ちくま学芸文庫) / 感想・レビュー

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ユカ

仕事で大きな壁にぶつかり、動揺し悩んでいたときに、信頼している上司がそっと差し出してくださった本です。タイトルの「ノア ノア」をよく考えて、と。この言葉の意味だけなら、いい匂い。かぐわしい香り。うーん。わたしは、周りの自然や他者のノアノアを感じる能力も、自分のノアノアを自然に匂わせる能力も、ほぼ失った状態で過ごして久しい。無意識なのか幼いながらの勘なのか、物心つく頃に封印してしまったかもしれない。また思い出したいな。自分を生き物としてみれば、ばかばかしいこと、大事なことがみえてくるかもしれない。

2014/08/07

春ドーナツ

サマセット・モーム氏の最初に読んだ小説が「月と六ペンス」でした。同作は画家ポール・ゴーギャンがモデルになっています。まさか、ゴーギャン自身によるタヒチ滞在記があったとは! 「ノア ノア」はタヒチ語で「心地よい匂い、香水」という名詞にも、「よい匂いのする、香しい」という形容詞にもなるそうです。なんてリリカル( lyrical*叙情詩的)な文体なのだろう。芸術家はやっぱり違うなあと思ったら、画家の草稿を元に象徴派の詩人シャルル・モリス氏がリライトしたものだったようです。本書では「草稿」も併録されています。

2017/10/02

ネロリ

文明、とりわけ拝金主義の蔓延るヨーロッパ的なものに辟易したゴーギャンが、“野蛮人”となるべくタヒチの奥へ奥へと進む。現地で幼い妻と暮らし、自然から与えられるものを摂り、絵を描く。何をもって野蛮人かというのは、ゴーギャンのみぞ知るだが、土地の神話から歴史的背景を読み解かずにいられないのは、文明人だろうと言いたくなる。“ノアノア”、香しさは、ゴーギャンの幻想の中にあるみたいだ。

2013/02/11

たまきら

本棚の奥にあったのが久しぶりに出てきました。ヨーロッパ人の思い込みと、憧れと、傲慢さ。でも、なんだかそこが愛しい不思議な画集。やっぱりとっておこうっと。

2015/09/03

NагΑ Насy

横浜までの往復の電車で通読。校正テクストはとばす。ルネサンス以前の語にプリミティフのルビが振ってあってなんかハッとする。野蛮なと日本語に訳されることばを19世紀以前のヨーロッパの人間が使うときにさしていたのはそういうことなのか?

2013/12/20

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