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宮沢賢治のオノマトペ集 (ちくま文庫 み 1-13)

宮沢賢治のオノマトペ集 (ちくま文庫 み 1-13)

宮沢賢治のオノマトペ集 (ちくま文庫 み 1-13)

作家
宮沢賢治
杉田淳子
栗原敦
出版社
筑摩書房
発売日
2014-12-10
ISBN
9784480432308
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宮沢賢治のオノマトペ集 (ちくま文庫 み 1-13) / 感想・レビュー

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優希

日本語の擬音語・擬態語の豊かさを感じました。あまり気にしていませんでしたが、宮沢賢治作品には多くのオノマトペが使われていたんですね。その感覚が独特で、見たことのない世界へ誘われていくようでした。オノマトペが賢治の作品の世界を豊かにしていたのですね。

2016/09/08

ホッパー

タイトル通り、宮沢賢治作品の中で使われている特殊なオノマトペが抜粋・紹介されている。途中に、しらしらと、という言葉が出てくる。サカナクションの曲アルクアラウンドのサビで印象的だったなと思い出す。調べてみると作詞されている山口一郎さんは宮沢賢治ファンで有名な方であった。繋がりが見つかるのは少し嬉しい。

2021/05/01

つねじろう

TANGOさんのレビューから。小学校一年生の頃、風邪を拗らせて肺炎になりかけた時に先生からお見舞いに貰った「風の又三郎」と「銀河鉄道の夜」。絵本だったけどそのトーン薄暗めの独特な世界観に圧倒された事を思い出した。そりゃあ風邪拗らした子に、どっどどどどうど どどうど どどう だから余計熱が出たかも知れない。でもその不思議な感じに魅せられてボロボロになる迄読んだし他の作品も集めた。その時は気付かなかったけど惹かれた理由はオノマトペの多彩な表現力とビート感にあることがこの本読んでハッキリした。見ても楽しめるよ。

2015/02/14

り こ む ん

【900冊】日本語ほど擬音の表現が豊かな言葉はないと聞く。日本語以外は知らないのだけど…色の多彩さを見ていると、多分、日本語がいちばん表現があるのだろうと感じる。そのなかでも、宮沢賢治の自然や雰囲気の表現は、独特だけれども、美しく微妙なものを伝えるのに群を抜き出ていると思う。本当に絶妙で、微妙な雰囲気が、オノマトペで五感で感じることができるのがスゴイ。言葉にならないモノを言葉で表す感受性の豊かさに感動するばかりだ。

2016/08/20

TANGO

オノマトペは、音だけじゃなくて、情景や状態や情感までもを表す言葉。宮沢賢治には、世界がこんな風に見えたり聞こえたりしていたんだ、と教えてくれる一冊。それぞれの言葉が、いろんな字体でも楽しませてくれる。

2015/01/30

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