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紫陽花の頃

紫陽花の頃

紫陽花の頃

作家
沢野ひとし
出版社
東京書籍
発売日
2001-02-01
ISBN
9784487796519
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紫陽花の頃 / 感想・レビュー

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greenish 🌿

彼女のアトリエに通い始めたのは、紫陽花の咲く頃だった・・・。作家・イラストレーターである著者が、里の自然が残された多摩丘陵の美しい原風景を描いたエッセイ集  ---タイトルに惹かれて手にとりました。「夜桜のひと」「紫陽花の頃」「渡り鳥の家」「冬の鳥」「夏の終わり」・・・四季折々の自然を題材にした物語なのですが、その風情があまり感じられなくて・・・途中で断念してしまいました。沢野さんの人柄・個性を愉しむ本なのかしら・・・。でも添えられたイラストは、多摩の原風景が素朴なタッチで表現されていました。

2014/06/15

paluko

著者については「椎名誠の本に挿絵を描いているひと」という印象しかなく、ご自分で文章を書いているのは全然しりませんでした。エッセイのような、短編集のような本ですがエッセイと考えるといろいろ差し障りがある(主として、不倫話)のでとりあえず短編集と思って読むことに。特に1部「東京の雪」は、絵ではなく文章で書いたスケッチ集のようで一篇毎にイメージが鮮やか。208頁「丘の上のホテル」に出てくる美術館のモデルは町田の国際版画美術館だと思うけど、好きな場所で版画教室にも興味あるので不倫話の舞台に使わないで欲しかった。

2022/08/10

マコ

なぜかこの人の不倫話はさらっと読める。何ならノスタルジックで少しロマンティックで夢の中にいるようでもある。無断外泊したり正月家にいなかったり山籠もりしたり、そのくせ子供の成長話もしっかりあるし。なんなんだ。奥さんを大事にしてほしい。これからの沢野氏は。前半の赤ちゃん背負った野生の哲学者とか勝手に犬の散歩するファン的な女の子など、なんか気になる。おそらく沢野氏はそちら側との境界にいるのかもしれない。そういう人が寄ってくるのか作品のモデルとして目につきやすいのかはわからないけど。でも山好きの人だしな。

2021/01/08

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