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二度死んだ女 (創元推理文庫)

二度死んだ女 (創元推理文庫)

二度死んだ女 (創元推理文庫)

作家
レイフ・GW・ペーション
久山葉子
出版社
東京創元社
発売日
2023-06-12
ISBN
9784488192112
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二度死んだ女 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

面白かったぁ、いつの間にかベックストレームに毒されてしまってます(^^;そして、なんと本国でも今作以降、シリーズがないなんて(/_;)

2023/07/21

bapaksejahtera

シリーズ最新第4作。この時著者は71歳。現在は79歳だからこれが最終作かもしれない。デブちび悪趣味下品でセクハラ男の主人公も次第に丸くなり。作品の滑稽度も上がったような気がする。いつ首にされても不思議ではないと思われているこの警官の羽振りの良さの理由が、本作で明らかにされるのも、「遺作」めいた印象を与える所以だ。。タイを中心とする東南アジアから女性を連れてきて妻としては、結局放り出す男が問題とされる中、少し捻りはあるがこれを取り上げる。インド洋津波やロシアに侵入を試みられる瑞典。頗る時事的な小説でもあった

2024/04/30

本の蟲

下衆で怠惰で人種差別主義。酒好きの女好き。しかし類まれな幸運と擬態で、スウェーデンで最も有名な刑事となった悪徳刑事ベックストレーム・シリーズ第4作。自身を英雄視している同じアパートに住む少年が、夏のキャンプで銃創のある頭蓋骨を見つけてしまう。遺伝子検査で特定された身元女性には、12年前タイの津波で死亡した記録が…。毎日酒と美食と昼寝を欠かさず、捜査会議に顔を出しているだけで有能と周りに錯覚させるのは一種の才能か、受け売りの知識と思わせぶりな言動と、独断偏見の言い切りが最後につじつまがあう愉快さよ

2023/09/29

Abercrombie

ベックストレームが大人しいと、このシリーズも普通の警察小説だ。射殺死体で見つかった女性が11年前にタイで溺死していた謎を追うストーリー。緻密な捜査の末に明らかとなる真相は至極真っ当で、とくに驚きはなかったが、多彩な人物たちが繰り広げる群像劇が面白い。ただ暴力的に長かったな。

2023/08/08

りふりヴ

少年に慕われ、信頼できる部下も居て、捜査には独自の霊感(というか何だか適当に意味深なことを言うという占い師的な手法だが)を働かせる なんだかまともな警部みたいだなあ 偏見の亡霊は残るもののなんだかんだ理由をつけてそれを無視してるのもいい加減さがうまく作用しているのか

2023/08/24

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