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白夜に沈む死 上 (創元推理文庫)

白夜に沈む死 上 (創元推理文庫)

白夜に沈む死 上 (創元推理文庫)

作家
オリヴィエ・トリュック
久山葉子
出版社
東京創元社
発売日
2023-01-19
ISBN
9784488227050
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白夜に沈む死 上 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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ナミのママ

トナカイ警察シリーズ2作目。太陽が昇らない極寒の前作から時は過ぎ、今作は20時間以上も明るい季節を迎えたノルウェー。トナカイの群れは餌場を求めて移動し海を渡る。それだけでもビックリだったが、この土地がいわくつき。先住民やトナカイの大切な自然豊かな場であるとともに、原油や天然ガスも眠っている。となれば確執も伴う。最初にトナカイの群れが海に沈んだ。近くで 見守っていたトナカイ所有者が巻き込まれた。そこから繋がる不審死。今回もストーリー展開はゆっくり。歴史と風土を楽しみながら下巻へ。

2023/02/02

キムチ27

2作目とあるが お初の作家。前作を読まずとも流れに沿っていける。何せ、白夜とあって、一日の活動時間が長ーい・・ストーリーもゆったりというか。サスペンスというより、非日常の世界に起こる稀有な現象とそこに絡む人間の生臭みが実に新鮮な驚き。とはいえ人、金、セックス、蠢く権益の奪い合いは 世界共通 同じ色合い。減圧室での酸素セラピーとその効果は驚かされる。トナカイ警察という名前は可愛い響き。トナカイ所有者と新規参入の入植者らの軋轢は世界中散見している先住民問題と酷似している。WWⅡ後の独の圧政で苦しい時期を経た後

2023/07/14

トナカイ警察の2作目。今作は、前作と逆に太陽がなかなか沈まない季節です、大変なエリアなんですね。お話しは、トナカイ所有者やサーミ人、地下資源開発が絡んでます。小説から社会勉強できるなんて!お得だわ~。下巻に進みます。

2023/03/04

ハルト

読了:◎ 先住民であり、トナカイ所有者のサーミ人と、町の住人たちが、トナカイを巡って争っている。そんな中、サーミ人の青年がトナカイ移動中に死亡し、別日にまた新たな死体が見つかってしまう。トナカイ警察として、サーミ人と町の住人たちとの対立に奔走するクレメットとニーナ。白々とした太陽が沈まない町での事件は、石油開発を巡り、さらに事件が起こる。夏でもどこか閉塞感がある町の中での事件は、クレメットの謹慎をも生み出す。ちょっと衝撃的なところで終わっていたので、早く下巻へ。

2023/03/22

Abercrombie

石油・天然ガス開発により、伝統的なトナカイ放牧への圧迫がすすむ北ノルウェーで、相次ぐ不審死の真相を追うトナカイ警察第2作。人はバタバタ死ぬが、事件の解明はまったく進まず。溺死したトナカイ牧夫の妻アネリーがとても印象的。

2023/02/26

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