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数学者の哲学+哲学者の数学―歴史を通じ現代を生きる思索

数学者の哲学+哲学者の数学―歴史を通じ現代を生きる思索

数学者の哲学+哲学者の数学―歴史を通じ現代を生きる思索

作家
砂田利一
長岡亮介
野家啓一
出版社
東京図書
発売日
2011-11-08
ISBN
9784489021039
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数学者の哲学+哲学者の数学―歴史を通じ現代を生きる思索 / 感想・レビュー

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Ex libris 毒餃子

数学・哲学共に抽象概念を駆使する学問である点では一致するが、数学は「紙・鉛筆・消しゴム」と誤りを認める学問であるのに対して、哲学は「紙・鉛筆」と誤りを認めない学問(誤りを「誤り」せず更新していく)という対比が面白かった。どちらも日常生活からかけ離れていると思われがちであるが、「抽象概念」を取り扱う点では一致しており、己の社会生活をより良くするためには必要だと感じた。

2021/07/14

Haruka Fukuhara

すごく面白い対談。哲学者と数学者を繋ぐ役割を長岡先生が担おうと奮闘している感じで進行していく。小林秀雄と岡潔の対談を思い出すけれど、あちらよりもより数学的・哲学的にきっちりとした議論という印象。

2017/05/22

baboocon

超速読で読了。哲学と数学って、そういえば似てる部分もあるよなあ。難しくてほとんど理解できなかったけれど…。

2017/02/16

Bevel

三人の対談で、それぞれ立場が違っているなと感じた。自分は砂田さんに共感する。「抽象性は、厳密性と深く関わっていて、発見のために必要だ(7)」「数学者は実無限を扱っていて、無限そのものについては語っていない」「構成可能かどうか区別するけれど(人間業/御神託)、主義は存在せず平等に見なす(14, 22,26,71,134,245)」「パラドクスは言葉の曖昧さを用いた遊びだ(38)」「無矛盾なら実在する(43)」「モデルと物理学の関係(83)」「数学的判断形式があってこれは経験とは独立(125)」などなど。

2013/02/15

ぜっとん

話は面白く読めた。ものの考え方をできるだけ自覚的に厳密にすることの難しさと大切さ、そして自分のものの考え方がどういうものなのか、その座標を知り、反省することの必要性。まあ、難しいけど、やらなきゃ人としてアレだよね。取り敢えずもっと勉強します。

2012/05/11

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