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パズラクション (ミステリー・リーグ)

パズラクション (ミステリー・リーグ)

パズラクション (ミステリー・リーグ)

作家
霞流一
出版社
原書房
発売日
2018-08-20
ISBN
9784562055944
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パズラクション (ミステリー・リーグ) / 感想・レビュー

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散文の詞

出だしからのシチュエーションから、推理小説というには、違和感たっぷりです。 最初の事件はまだしも、燃えながら飛んでいくとか、完全な雪密室とか。と、書くと本格みたいですが、これが、「ピタゴラ」的な装置を思い出させるような展開で、読んだだけでは分かりづらい。 映像になればかなり楽しめると思えます。ただ、そういう意味では、やっぱり推理小説とは言えないのかもしれません。

2020/08/05

aquamarine

本ミス3位。殺し屋和戸隼(ライター)と謀り屋白奥宝結(刑事)。彼らはターゲットを仕留め、捜査を「操査」し、真相を超える「新相」を導く(要するに冤罪作成?)のですが…。途中偶然が偶然を呼ぶ予定外の出来事は彼らを呆然とさせ、信じられない真相に最早読み手としては笑うしかありません。それでも実は細かく気を配った本格ミステリ以外の何物でもなく、冤罪も無意味でなく、最後は綺麗にまとまっているのには参りました。私は苦笑しながらもしっかり楽しみましたが、凝り過ぎやバカミスなど何でもありでなければこの本は辛いと思います。

2019/02/22

geshi

殺し屋がアクシデントによって出現してしまった不可能犯罪状況に別の解決を与える操作を行うトリックづくり・ロジックづくりの逆ミステリ。殺し屋ワトソンと「謀り屋」ホームズの無茶な設定が本格ミステリの根幹と結びつき後期クイーン問題への挑戦となっている。偶然によってもたらされた真実よりも合理的に納得できる「シン実」の方が信じられ、手掛かりの使い方次第でロジックが変容して別な人物を犯人として導いてしまう。ミステリの持つ危うさを軽妙に乗り切って多層解決を成立させてしまうバカみたいな凝り具合。

2018/10/26

Syo

ヒェー。 お疲れ様。 って感じかな。 ワクワク感は なかったけれど。 殺人事件が起きたすぐ後に ありえないことが。 う〜む。 やっぱり…。 お疲れ様でした。 かな。

2019/12/22

Collina

リアリティのない真相に、違う解釈をこじつけて犯人をでっち上げる。バカミスといえばそれまでですけど、巻き込まれた人間があまりにも気の毒。文章もギッタンバッコンしてて、読むのに時間がかかりました。バカミスをバカミスと楽しみ切れる余裕が自分にはなかったですかね。

2019/01/09

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