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物語北欧神話 上

物語北欧神話 上

物語北欧神話 上

作家
ニール・ゲイマン
金原瑞人
野沢佳織
出版社
原書房
発売日
2019-01-22
ISBN
9784562056262
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物語北欧神話 上 / 感想・レビュー

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nuit@積読消化中

さすがグラフィクノベルの原作も手がけるニール・ゲイマン。アメコミ『マイティー・ソー』の(児童向け)でも読んでいるように想像しやすく楽しく読めた。ただ、最近ドラマ版『アメリカン・ゴッズ』を観たばかりなため、このずる賢い万物の父オーディンは俳優イアン・マクシェーン演ずるミスター・ウェンズデイなのだ(笑)。楽しいのでこのまま下巻へ〜。

2021/11/24

ヘラジカ

流石はニール・ゲイマン。神話の勉強になるというよりも、まず物語としてグイグイ読ませる。本人が一番好きな神話として挙げる(強いてだが)だけあって魅力が余すところなく伝えられているように感じた。古今東西の様々なゲームや漫画に登場するアイテム(グングニルやミョルニル、ギャラルホルンなど)の由来を知ったときの高揚感と言ったら…。大好きな『ゴッド・オブ・ウォー』に登場するキャラクター説明としても十分で、想像した通り次回作の妄想に役立った。GOWの新作が早く遊びたいなあ。バルドルがラスボスだったから次はトールかな?

2019/01/21

星落秋風五丈原

人気映画シリーズ『アベンジャーズ』ではロキはソーの義弟だが、実際はソーの父・オーディンの義弟、つまり、ソーの叔父。両親ともに巨人なのに、どうしてオーディンと義兄弟なのかと言うと、血の契を交わしたそうだ。とにかく悪戯好きで、ソーも「何かまずいことが起こったら、まずロキを疑うことにしている。手間が省けるからな」と言うほどだ。単に悪戯と言っても、ソーの妻の髪の毛をある夜剃ってしまうなどという「神様、何がしたいんですか?」と悩ましい悪戯から、嫉妬心から他の神の命を奪う、取り返しのつかないものまでレベルはいろいろ。

2019/02/19

がみ

5年前オスロ市庁舎に行った時、入り口の通路に描かれていた壁画に圧倒された。その壁画は北欧神話で語られているシーンを切り取ったもので、北欧神話にいつかちゃんと触れたいと常々考えていた。それがようやく実現できたのは、好きな漫画『進撃の巨人』の元ネタに北欧神話が関わっているという情報を得たということが一つ要因としてあろう。 本書の中ではユミルという巨人の祖先が出てきたり、数十メートルという壁を築いたりする話が出てきてワクワクする。ユグドラシルやラグナロクといった厨ニ心くすぐるワードが頻出するのもよい。

2021/08/15

あーびん

『アメリカン・ゴッズ』のニール・ゲイマンによる北欧神話の再話。オーディンやトール、ロキの話は映画『マイティ・ソー』のあの一家に自動的に脳内変換されてしまう。やっぱりロキのトリックスターっぷりが面白い。今まで北欧神話を読んだことがなく、ラグナロクの終末的なイメージが強かったけれど、上巻で紹介されているエピソードはわりと大らかで牧歌的な雰囲気なのが意外だった。創世が巨人の誕生から始まるのも不思議。

2021/03/20

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