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変わらざるもの (PHP文芸文庫 か 3-1)

変わらざるもの (PHP文芸文庫 か 3-1)

変わらざるもの (PHP文芸文庫 か 3-1)

作家
フィリップ・カー
柳沢 伸洋
出版社
PHP研究所
発売日
2011-09-17
ISBN
9784569676869
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変わらざるもの (PHP文芸文庫 か 3-1) / 感想・レビュー

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わたなべよしお

 フィリップ・カー、流石に実力派。にくい構成に鮮やかな謎解き。戦後間もないミュンヘンやウイーンの見事な描写。ただ、作品の大きな要素となっているナチスドイツも遠くなった感が強い。2、30年前まではもう少しリアリティを持っていた気がする。だが、プーチンがウクライナをナチス呼ばわりするのはともかく、欧州でナチは死んでいないようなので、改めて考えるのにも良い本かも。多少古さは感じるが、面白いことは間違いない。

2022/06/15

CCC

グンターが還ってきた!(解説より) 帰ってこないほうが主人公にとっては幸せだったかもしれないけれど、ナチ狩り話は面白かった。続刊も続々出ているらしいが、今後もこの調子で酷い目に遭い続けるのだろうか……。

2017/06/22

hit4papa

『偽りの街』から始まるベルリン三部作の主人公ベルンハルト・グンターが活躍する新シリーズです。ナチスの戦犯狩りがおこなわれているドイツを背景に、ユダヤ人の復讐部隊やCIAが暗躍する壮大なスケールの謎解きミステリとなっています。一見、無関係に思われる出来事が、すべてジグソーパズルのピースになっていて、クライマックスでは、完成したパズルを前に思わず唸ってしまいます。歴史小説としても楽しめる贅沢な作品といえるでしょう。

k.kishida

ナチと私立探偵という珍しい設定のミステリー。グンターシリーズを前にも読んだことがあるような気がしていましたが調べてみたら勘違いでした。何というかミステリーとしてよりもノンフィクション的な読み方をしてしまいました、知らなかったことが色々。例えば、ナチの残党が南米に逃れたということは知っていましたが、その逃亡の手助けをカソリック協会が組織的に行なっていたとか、ユダヤ人の私的復讐部隊が組織的にドイツ人捕虜の大量殺人を行なっていたとか。ちょっと色々勉強してみたいと思わされた知的刺激を受けたミステリーでした。

2017/07/06

takao

ベルリン三部作の続編。 物語の前半部分と後半部分が繋がったところから加速します。 でもラストでグンターをハメタ奴らはどうなったのか⁇ 続編、静かなる炎に期待です(^^)

2017/01/29

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