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戦国北条記 (PHP文芸文庫)

戦国北条記 (PHP文芸文庫)

戦国北条記 (PHP文芸文庫)

作家
伊東潤
出版社
PHP研究所
発売日
2016-11-09
ISBN
9784569766423
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戦国北条記 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

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岡本

北条氏の小説を多く書く著者だから書ける後北条氏五代の研究本。分かりやすく纏められており、影の薄い二代目氏綱に関しても詳細に書かれている。所々で著者のオススメの一冊や自書が紹介されているのも気になる人には有難いやも。私見が入るのは仕方ないとして、これだけの史料を元に小説を書いているんだな、と実感する情報量でした。

2017/02/26

ポチ

応仁の乱とは、から始まり、北条早雲の駿河下向時の関東の情勢等を説明した上で、早雲の伊豆、相模侵攻から小田原合戦までが多数の資料による事実と少しの推察から成り立っている。読み進めるうちにどんどん引き込まれ、もっと北条目線での本を読みたくなりました。いい本です(^^)

2017/06/29

さつき

北条氏五代の興亡を描くノンフィクション。各時代ごとにまとめられた勢力図や系図がふんだんに入っていて、わかりやすいです。戦国時代を舞台にした小説はよく読みますが、北条氏を主役にしたものはあまり読んだことがありませんでした。秀吉や家康の視点から見るのとはまた違い、彼らには彼らの理由があることがよくわかりました。作中で紹介される作品も数多く、読みたい本が増えました。

2017/03/31

たかしくん。

神奈川県出身の私にとって、戦国時代に小田原を根城に関東を制した北条家は、県民のヒーロー。なのに残念ながら、武田信玄公のような華やかさもない…。といった北条氏に対する著者の研究、いや思い入れは半端無いです!初代早雲が、ただの地の素浪人どころか、応仁の乱のキーパーソンに非常に近い人の1人であること、とは意外。3代目氏康をピークに、最後は秀吉に寧ろ嵌められるように滅びてしまいますが、読中は、残念なくらいに小田原が関東の中心だった時代が、もう少しでも続いたらと、空想してました。

2018/01/14

maito/まいと

読書会が近いこともあって、改めて読んでみる後北条家の歴史。武田家や上杉家と比べるとどうしても目立たない一方で、司馬遼太郎以来、研究が進んで通説が覆った、いまアツい大名は、争乱が続く東海~関東において、いかにして生まれ、一介の武将に過ぎなかった北条早雲(伊勢新九郎)なぜが飛躍できたのか、なぜ家は長続きしたのか。その経緯まで詳しく書かれている。歴史は縦(過去と未来)と横(同時期の他の地方の動き)がわかるともっとおもしろくなる。それが味わえる貴重な1冊だ。

2018/10/11

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