世界史・10の「都市」の物語 (PHP文庫)
世界史・10の「都市」の物語 (PHP文庫) / 感想・レビュー
なおきち
今日に至るまで脈々と歴史を紡いできた10の都市を通して世界の歴史を読みとく。都市を中心に歴史を観るという視点、また古代に誕生した都市ローマから時代を追って東回りに各都市の歴史を辿っていくという本書の構成が実に見事で面白かった！初めは自分の気になる都市から読み始めたのだけれど、全章の都市の歴史の踏まえた記述があり各時代、各都市の歴史が一つの筋になって流れているのを実感でき全ての都市で面白かった。10の都市を扱っているので一つの都市の記述はさほど深くないけど「歴史ってこんなに面白いのか！」と教えてくれた良書！
2020/03/23
スプリント
世界史を学ぶ上で避けては通れない出来事を分類したときに絶対登場する１０の都市に関する話です。 面白い切り口ですし、歴史の知識の整理に最適です。
2021/10/28
読書熊
今も残る都市を基軸に、太古からの世界史を紐解いていくというのが面白かったです。最初のローマとイスタンブール、そしてサマルカンドなどは、高校生などの初学者が世界史を学んでいく手掛かりになる気がする。
2020/04/30
gt50
面白かった。都市ごとの発展がわかった。歴史が動いていく時に、都市みたいなところの影響は少なくないはずなのに、歴史の解説だとあんまり関連性を教えてくれないので勉強になる。都市によってはおすすめ本があるので次はその中から読んだりしたいと思った。
2022/01/29
れいまん
この文庫版の帯は、ヤマザキマリ氏で、歴史都市を出口先生と巡ると有るが、その通り！特に行ったとこのあるイスタンブールは面白かった！ ドイツについては、自立性の高い地方が競い合う形で今日に至った国と有り、日本が敗戦後、国からの指示が無いと地方が復旧出来なかった事とは対照的だったと言うことは決定的な違いかなと思いました。
2021/09/22
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