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河合隼雄の幸福論 (PHP文庫)

河合隼雄の幸福論 (PHP文庫)

河合隼雄の幸福論 (PHP文庫)

作家
河合隼雄
出版社
PHP研究所
発売日
2023-06-02
ISBN
9784569903279
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河合隼雄の幸福論 (PHP文庫) / 感想・レビュー

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たまきら

読み友さんの感想を読んで。なんてさわやかなんだろう。日本の形式を理解している人が、柔軟なそよ風のような雰囲気をまとわれている…そんな感じ。自分の意見はあるけれど、他の意見を聞き入れ、学ぶ余裕がある。うん、私そういう人を魅力的だと思うのかも。「幸せに生きたい」は、彼のような温かな自信を持つ人から助言されたら受け入れやすいのかもしれません。人生での様々な出会いがあって、自分がいる。著者の言うことは当たり前のことなんだけど、こういうこと言ってくれる人って少ない気がします。よい驚きでした、出会えて良かった!

2024/01/18

rigmarole

印象度B+。彼の本を読む度に、幸福になる考え方あるいは幸福であると感じる感じ方と、不幸になる考え方あるいは不幸であると感じる感じ方があるのだと思われてきます。そして幸福になる考え方とは、ある特定の事に囚われない、柔軟で視野の広いものの捉え方にある、ということが分かってきます。しかしそれにしても、「なぜ私だけが不幸なのか」と思う、その「私だけが」というのは個性発見への切り口とは、かなり強引な発想のように思われますが如何? それと最後の、幸福の厚みには悲しみという支えがなければならないというのは示唆的です。

2024/01/09

らる

子供の幸福…というとき、親は自分自身の幸福を追っていないか?/常識を「絶対的真理」でなく、常識として身に着ける→自分も他人も不必要に傷つけることなく、新しい変化にも対応できる/満ち足りる=何かを手に入れる…ではない。むしろ、何も持っていない者こそ満ち足りている/なぜ私だけが不幸なのか…と言ったとき、この「私だけ」は個性発見の切り口を提供してくれる/人生学の実験とは、自分自身の人生そのもの。生きていくことそのものが理論づくりであり、実験による検証。すべての人は人生学の研究者である

2023/05/30

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