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銀座ブルース

銀座ブルース

銀座ブルース

作家
柴田哲孝
出版社
双葉社
発売日
2009-07-08
ISBN
9784575236699
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銀座ブルース / 感想・レビュー

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ゆみねこ

この時代のことを描いたら、柴田さんの右に出る人はいないのでは?と思わせてもらいました。GHQの統治下にあった戦後日本、銀座にあったライカビル。小平事件・帝銀事件・下山事件と史実を織り交ぜてとても読みごたえがありました。あのころに起きた様々なことがまだまだ闇に覆われているのでしょうね。最後は少し切なかったけれど、そうなってしまうのでしょうね。

2018/03/04

とも

★★★☆終戦後から数年間にあった未解決事件を解明していく。GHQ占領下の時代とあって、偏った犯人にはなっているものの、あたかも本当に答えのように思えてきて、読み物として十分に楽しめる。が、この時代に生まれてなくてつくづく良かったと思う。

2016/06/15

幹事検定1級

柴田哲考さんの下山事件を題材にした小説は過去にも読ませて頂きましたが、この作品もリアリティがあり戦後日本の裏側を描いたような出来栄えで素晴らしかった。これでほぼ柴田さんの作品を読み終えたので次作が大変楽しみです。(図書館本)

2018/02/22

戦後 刑事武田 RAA、闇市、小平事件、戦時中のダイヤ接収、帝銀事件、昭和電工事件、ケージス大佐と鳥尾夫人、亜細亜産業、下山事件。最後がどーなんだ?

2014/08/30

さんつきくん

終戦直後の昭和20年代の銀座が舞台。昭電事件、帝銀事件、下山事件など実際に起きた事件をリアルに描き、当時のGHQや警視庁、そして特務機関が絡め、当時の世相と闇を描いた連結短編小説。主人公の武田は警視庁の刑事。刑事として事件を追う一方、それだけでは生きていけない当時の日本だったので、特務機関のインドネシア産業からもお金をもらっていた。東京空襲で夫を亡くした文子と子の健太、娼婦だった美音子と一つ屋根の下で暮らすようになる。文子らが生き抜いてくれればと願いながら読んだ。

2020/01/04

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