ワカレ花
ワカレ花 / 感想・レビュー
うっちー
中高生向きの恋愛小説でした
2022/06/06
misa*
若者向けだろう、恋愛モノ作品だったけれど、真っ直ぐな想いってのを久々に感じられて清々しくもあった。切なくて悲しいのに、ホッコリもしちゃうような。軽めだからスラスラいけちゃう。
2022/06/06
♡
「あの春の日、君に話しかけて本当によかった。自分がすごく不幸だと思っていたけれど、そんなことなかった。わたしは幸せ者だ。これからの人生、どんなことが待っているかはわからない。」印象に残っている一文です。人と人との出会いは、その時々に会うべくして会う偶然のようで必然性を強く感じます。各章の展開と繋がりがスムーズでサクサク読むことができ、2時間程度で一気読み!まさに、四季折々の恋模様を鮮烈に描いたあまりに切ない物語です。
2022/07/24
b☆h
初の献本。連作短編になるのだろうか。視点が変わり、どう収まるのか分からないまま読み進めた。純粋に人を想うこと。人の為にしてあげたい、頑張ろうと思える真っ直ぐな気持ちを思い出させてくれた物語だった。SNSが浸透しつつある現在において、関係は希薄になりがちだけど、それでも普通の生活では繋がれない人と繋がることで、得られるものも確かにある。打算とか諦めとかじゃなく、〝ただ好きだから行動する〟、そんな単純で真っ直ぐな想いに溢れていて、心が洗われるようでした。
2022/05/27
よっち
高校生だった遥の通学の電車での出会い。長い入院生活を送る高校生・冬紗と入院仲間の再会。2つのストーリーを中心に紡がれる8編の連作短編集。遥と名前も知らない男子高校生、冬紗とかつての入院仲間・春人を軸に、遥の娘・世奈の淡い初恋、冬紗と春人の再会、遥が出会った高校生のその後、春人の冬紗に対する想い、世奈の迷いに相談に乗ってくれた先生への好意や、仁とともに過ごすひまわりの複雑な思いなど、いくつもの思いを絡めながら描かれてゆくストーリーはとても分かりやすくて、それぞれの不器用で真っ直ぐな思いが印象的な物語でした。
2022/05/27
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