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時に海を見よ-これからの日本を生きる君に贈る

時に海を見よ-これからの日本を生きる君に贈る

時に海を見よ-これからの日本を生きる君に贈る

作家
渡辺憲司
出版社
双葉社
発売日
2011-06-15
ISBN
9784575303247
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時に海を見よ-これからの日本を生きる君に贈る / 感想・レビュー

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シュエパイ

あぁ、私もネットで読んだなぁ。『今日、海をみてきたよ』と、言える時間を得るために、大学をめざせ、と。あの、津波のあとに、あえてはっせられたメッセージ、なんとなく私にも判る気がする。 祈りを、待ち続けることと考えるのは、私たちの傲慢だった。祈りは、行動に移さねば、と。そんな彼の言葉がすき。

2011/07/31

かりんとー

立教新座高校の校長渡辺先生が卒業生に送ったメッセージ。震災の年、卒業式で読むはずだったもの。 ★「時に海を見よ」自分の時間が持てるのは大学時代だけだ。あとは誰かに管理された時間を生きるだけ。 ★「孤独をみつめよ」常に人と群れている必要はない。孤独を見つめることは孤独に追いやられることではない。 ★「言葉を信じよ」自分が生まれ育った土地の言葉を安易に捨ててはならない。 ★「紳士たれ」自分の心への誠実さを持て。

2019/03/10

ふぇるけん

震災によって卒業式が中止になった高校の校長先生が生徒に向けて書き綴ったメッセージ。シンプルだが心に響くメッセージだった。孤独と向き合え、迷いながらゆっくり進め、といった一つ一つの言葉に温かさが感じられた。震災を経験して人の命の大切さ、儚さを知った若者たちがこのメッセージを真摯に受け止めて成長していって欲しいと願う。

2012/09/22

せん

授業サボって海に行ってしまったので。 ここに直接的な答えは書いてないけど、自分の矜持を見つけるヒントは詰まっている気がします。学生時代に出会えてよかった。

2020/11/04

セシリア

「時に海を見よ」は、そもそも、著者が高校を巣立つ若者へ向けた言葉だが、実は若者のみならず、大学生、社会人、はたまた引退生活を送る人、高齢者……すべての人に贈られる言葉だ。慌ただしい生活、あるいはマンネリ化した毎日の中で、ふと立ち止まって自分と向き合う、逃げずに孤独と対峙する、そこから見えてくるものを大切にしたい。シャワーのごとく降り注ぐ情報からも、氾濫する物質からも、金銭からも、仕事からも暫し離れて、素の自分自身を掘り下げて見つめ、その自分をもってどこに向かうのかを考える時間や空間をもてることは素敵だ。

2018/01/10

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