クラッシュマン (双葉文庫)
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クラッシュマン (双葉文庫) / 感想・レビュー
しんたろー
シリーズ第2弾は公安刑事・田臥を主軸にして2016年伊勢志摩サミット&オバマ大統領広島訪問を数ヶ月前から描いた サスペンス…当時、世界を震撼させたISのテロリストたちが日本にもやって来て大統領を狙うというノンフィクション風 の内容は、平和ボケしている私たち日本人への警鐘と皮肉を込めていて「そうかも知れないなぁ」と素直に読めた。綺麗に着地して「にやっ」とさせる結末も面白かった。前作ほどハラハラドキドキはしなかったが、田臥のキャラが好みなのと、相棒・室井や美人刑事・アサルも良い味出していて彼らに再会したい♪
2021/02/13
タイ子
「デッドエンド」が面白くて続編だし期待して読んでみた。続編と言っても前作で活躍した公安の田臥と室井刑事、今回新しくお目見えした超美人刑事(田臥が腰砕けになる程)が新しいテロ事件の阻止に向かって追っかけるというお話。はっきり言って「デッドエンド」ほどのワクワク感はなかったかな。とはいえ、数年前の伊勢志摩サミットと、オバマ大統領の広島平和記念公園の訪問とか、実名入りでテロ事件を想定したストーリーだけにリアル感はありましたね。日本のテロ対策の甘さとか、有事の際の政府の在り方に疑問を呈してるところは柴田さんだな。
2018/09/04
きりん★
デッドエンドの次作。今回は伊勢志摩サミットを狙うテロ。何年か前の事で実際の事は記憶にあまり残っていないけど、この本の臨場感すごいです。登場人物の細かい描写によって頭の中で想像の世界がどえらい事になります。セキュリティチェックなんかも今まで気にもならなかったのが、気になるようになり、影響を大変受けました!面白かったです🥺
2021/05/17
み
う~ん、デッドエンドの父娘がもっと登場するのを期待して読み進めたせいでしょうか?読みながら、えぇそりゃないでしょ…と思ったからか?田臥さんのキャラは嫌いじゃないのに、ちと残念。
2019/09/06
RIN
『デッドエンド』の続編?とはいえ、主人公は交代して、前作で脇を張った公安の田臥。伊勢志摩サミットとオバマの広島訪問が舞台。現実にはトラブルなく終わった両イベントだが、その裏側ではこんなことももしかしたら起こっていたかも?と思わせるリアリティはさすがの柴田さん。こういう視点だと日本はテロリストには楽勝だよな、と。公安というより靴を擦り減らすベテラン刑事みたいな田臥が相変わらずいい味を出している。ただ、IQ170以上の天才という触れ込みの前作主人公とその娘の「優秀さ」は??。田臥シリーズとしてもっと読みたい。
2020/09/05
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