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ヤッさんⅤ 春とび娘 (双葉文庫 は 24-05)

ヤッさんⅤ 春とび娘 (双葉文庫 は 24-05)

ヤッさんⅤ 春とび娘 (双葉文庫 は 24-05)

作家
原宏一
出版社
双葉社
発売日
2022-12-15
ISBN
9784575526219
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ヤッさんⅤ 春とび娘 (双葉文庫 は 24-05) / 感想・レビュー

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ぷう蔵

コツコツと積み上げていく挑戦もあれば、ここ1番の大勝負的な挑戦もある。挑まねば向上はない。ただここで問題なのは、その挑戦が地に足のついたものなのか、浮かれ飛んだ挙句のものなのかと言う事。同じ挑戦でも自分の道を極めるための挑戦もあれば、分不相応で無謀と思われる挑戦もある。同じ挑戦をAさんがやれば良くやったと言われ、Bさんがやれば何やってるんだと怒られる。つまり大事なのは、自らの分を弁えているのかどうかと言うこと、自分が成すべき事、そのために何を為すのか、そのの本質が見えているかと言うことなんだろうな。

2023/04/22

まるぷー

築地から豊洲に移転を背景に「そば処みさき」に祇園の料理店の板前を雇うというタカオとミサキの間に夫婦の危機まで発展。老舗卵焼き屋の三代目香津子の前に現れたテンペイロの料理人との関係。女性和食料理人.里菜へのオーナーのパワハラとオモニの店の立ち退きと存続問題。これらの問題をヤッさんは人望とフットワークにより解決。それぞれの話に若い料理人や職人を陰ながら助力するヤッさんの胆力に感服。ヤッさんの生き方、オモニの本心など垣間見られたがこの二人のことが気になった。真っ当に生きていらば何とかなる、そうでありたい。

2023/09/21

ぷにすけ

今回は3人の女性とオモニに起こるトラブルのお話し。悩みに悩む女性たちの心を知ってか知らずか、マイペースのヤッさんにちょっとイラっとしてしまいます(笑)が、最終的にはハッピーエンドでめでたしめでたし!

2023/01/23

ざるめ

これまでに登場した人達のその後も知ることができる巻(^^)ヤッさん早くなんとかしてやってよ~(^^;)と心で呟きながら読んでいたけれど、最後の「春とび娘」はヤッさんもオモニも大変でどうなることか(゜゜;)とドキドキした(>_<")

2023/11/09

NAOAMI

金銭報酬を受けず食のコンサル的な仲介業を単独でこなすホームレス、ヤッさんが今作も快調。そば処を営むみさきタカオの夫婦の危機、老舗の伝統に固執する跡取り娘の前に現れた怪しい風来坊、オモニと珍しく風邪っぴきのヤッさんを巻き込む女性料理人の苦悩。短編ごとに彼の人を見る眼力が発揮され、最適な解決に導かれる満足感。やな感じの人物の思い通りにはならないぜと勧善懲悪。既定路線でも楽しくスカッとする。体調不良の彼を心配するオモニ目線の終章も二つの困難を人とのつながりで乗り越え「一人じゃない」と涙する〆に安定安心の温もり。

2022/12/24

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