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怪談青柳屋敷 (双葉文庫 あ 66-03)

怪談青柳屋敷 (双葉文庫 あ 66-03)

怪談青柳屋敷 (双葉文庫 あ 66-03)

作家
青柳碧人
出版社
双葉社
発売日
2023-05-10
ISBN
9784575526639
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「怪談青柳屋敷 (双葉文庫 あ 66-03)」のおすすめレビュー

趣味は怪談収集!『むかしむかしあるところに、死体がありました。』著者秘蔵の実話怪談集

『怪談青柳屋敷(双葉文庫)』(青柳碧人/双葉社)

 きっとこの世界には普通の人間には知覚できない、魑魅魍魎の類が跋扈している。そして、そんな存在が時折、何の気の迷いか、私たちにちょっかいを出しているのではないだろうか。そうとでも思わないと説明がつかないくらい、世の中は不思議な出来事で溢れている。そんな世にも奇妙な事件の数々が「実話怪談」として、多くの人の間で語り継がれているのだろう。

『怪談青柳屋敷(双葉文庫)』(青柳碧人/双葉社)は、そんな50篇近くの「実話怪談」を収録した1冊。著者は、『むかしむかしあるところに、死体がありました。』『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』(ともに双葉社)などで知られる人気のミステリ作家・青柳碧人さんだ。「なぜミステリ作家が怪談集を?」と思うかもしれないが、理由は明快。青柳さんはかなりの怪談マニアで、趣味は、怪談収集。友人や知り合いはもちろんのこと、夜、酒場などに出かけては「怖い話、不思議な話はないですか?」と聞き込みをして、ひそかに怪談を集めているのだという。『怪談青柳屋敷』には、その名の通り、家にまつわる怪談か…

2023/5/16

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怪談青柳屋敷 (双葉文庫 あ 66-03) / 感想・レビュー

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ミュポトワ@猫mode

作者があとがきでSNS等で宣伝してほしいと書いてあったので、宣伝しておきます。この本、面白怖いよ!やっぱり、怖い話は短編に限るわ。ゾクってくる。これだから、怪談を読むのがやめられないんだわなwこの本の話は著者が収集した怪談の一部を本にしたものだそうですが、まだまだあるとのこと。いずれ読んでみたい。そのためにも宣伝wまぁ怪談なので、人を選んでしまうのが難点ですが、ちょっとでも興味があったら読んでみてね♪面白怖いよ♪面白そうだったから買ってすぐ読んじゃったけど、積まなくて正解だった。やっぱり怪談は良いね♪

2023/05/14

ちょろこ

むかしむかしあるところで、こんな話を聴きました、体験しましたという怪談話を集めた一冊。青柳さんが怪談好きで、しかも「あなたの知らない世界」が好きだったという全く同じような時代を過ごしてきたところに好感度増し増し。ほんと、皆さん、怖い不思議体験の一つや二つあるものなのね。雑談の延長の盛られていない、スの話。それが逆にざわざわと鳥肌で良い。修学旅行の押し入れの女が一番効いた。なんで幽霊って押し入れが好きなんだろう。タクシーが好きなんだろう。ゾッとさせてクスッとできる描写もさすがの青柳さん。今も蒐集してるかな。

2023/06/02

タイ子

サクサク読んだ、じっくり読んだら色々想像するから。作者の青柳さんが怪談話が大好きで、自分の経験やいろんな人から聞き集めた話をメモっていたら一冊の本になったとか。こういうのも売れないと出版してもらえないと思うので、売れて良かった、良かった。って、そこじゃないか。いろんな場所で起こった話がみじか~く、たっくさんあるので結構楽しめる。ん?怪談噺で楽しめるっておかしいか。ゾワリとする話もあるけどクスッとするのも多くて、恐怖と笑いは紙一重なんだなと思いながら時に後ろを振り返りながらの読書。

2023/05/18

yukaring

青柳さんが学生時代から蒐集しつづけていた怪異、あるいは自らの体験談(⁉️)の中から49話を選りすぐった実話怪談短編集。部屋に霊道があり霊を見てしまう、心霊スポットに肝試しに行って不吉な体験をする、などのベタなものから「あれはいったい何だったんだろう?」と後で首をひねる"世にも奇妙な物語"的な不思議体験など様々な物語が淡々と語られる。一編一編が短く、むやみに怖がらせようとして過剰に演出されていないのでサクサクと気軽に読みやすい。あとがきの「怪談好きは民度が高い」などのエピソードも面白くて最後まで楽しめた。

2023/06/22

aquamarine

怪談好きの著者が、自ら体験したり、人から聞いて蒐集した怪異譚49編。著者本人が追加取材をしたわけではないそうで、聞きっぱなしという状態が地味にじわじわと怖かったりする。もちろん著者の体験したものはリアリティがあるし、話してくれた本人は割とけろっと話しても著者がある解釈を加えたことで突然恐怖が増すものもあった。興味がない人は心霊現象に出会っても気づかないかもしれないというのはなんだかわかる気がする。逆に興味を抱いた瞬間…こんなものに突然扉を開かれても困るので、私は読むのを楽しむだけに留めておきたい。

2023/10/09

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