レトロ喫茶おおどけい (双葉文庫 うー 21-01)
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レトロ喫茶おおどけい (双葉文庫 うー 21-01) / 感想・レビュー
しんごろ
昭和を漂わせるレトロ喫茶なら、ぜひ行ってみたい。森永の“ドーナッチョ”懐かしいわ。まだ売ってるものだと思ってた(笑)。悩みがあれば、“喫茶おおどけい”の大時計が昭和の時代にいざなってくれるぞ。何十年代に行くかはわからないけどね。たとえ、昭和に行けなくても、ここの喫茶メニューを味わいたい。生きづらさを感じる悩める子羊達よ、“喫茶おおどけい”に行くがよい。そこには、悩みを解決するヒントが間違いなくあるよ~。そして読み終えて思う。経験がなくても戦争は風化させてはならないのだと。優しく温かい物語。
2023/08/16
Karl Heintz Schneider
東中野の商店街に店を構える「喫茶おおどけい」。悩み事を抱える人がフラフラと入ってしまうこの店。店の大時計の鐘が鳴るとタイムスリップし老店主・ハツ子の過去を見せられることに・・・。喫茶店・タイムスリップとくれば、頭に浮かぶのは「コーヒーが冷めないうちに」。違うのは客が自分の過去に戻るのではなく、店主の過去に紛れこんでしまうこと。そこでの経験を糧にして、何らかの教訓?答え?を手にした瞬間目が覚めて現代に戻るといった物語。なるほど確かに、ひとひねりはしてあるが、いかんせん、二番煎じ感は否めない。
2023/10/14
mayu
初読み作家さん。レトロ喫茶「おおどけい」はイケメンの孫ハヤテとお婆ちゃんのハツ子が店主として営業している喫茶店。もう嫌だ、誰か助けて!と叫びたくなるような日々をおくる人々の前に現れて心を優しく包み込む。昭和の世界に誘われ、それぞれに答えを見つけて前向きになっていく物語に、あぁ。少し気が急いていたかもな、この不安は焦りから来ていたのかなと心が少し柔らかくなった。喫茶店にゆっくりした時間を過ごしたくなる優しい一冊。
2023/08/16
コジ
★★★☆☆ 料理を通じて悩める人の背中を押してくれる系の連作短編なんですが、ポイントはキーとなる料理が昭和レトロ喫茶メニュー、しかもプリンアラモードなどの甘味なところ。
2023/09/26
那由多
不思議な大時計が、悩める人を過去に誘う喫茶店。昔も今も同じような悩みをみんな抱え、昭和レトロなメニューと古い歌が癒してくれて、ハツ子さんが優しくそっと背中を押してくれる。悩みはなくても、過去に行かなくても、ハツ子さんに会いに通いたくなるお店でした。
2024/01/07
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