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北の御番所 反骨日録 【九】-廓証文 (双葉文庫 し 32-42)

北の御番所 反骨日録 【九】-廓証文 (双葉文庫 し 32-42)

北の御番所 反骨日録 【九】-廓証文 (双葉文庫 し 32-42)

作家
芝村凉也
出版社
双葉社
発売日
2023-12-13
ISBN
9784575671865
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北の御番所 反骨日録 【九】-廓証文 (双葉文庫 し 32-42) / 感想・レビュー

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やま

北町奉行所の隠密廻り同心・裄沢(ゆきさわ)広二郎の活躍の物語です。 【廓証文】 隠密廻り同心には、「吉原の面番所」勤めがある。裄沢広二郎は、隠密廻り同心になって半年。吉原の半籬「梶木屋」で盗難騒ぎが起こった。梶木屋の廓主は、年季明けが迫った遊女狭衣(さごろも)の年季を伸ばすために謀をめぐらす。裄沢が、謀をあばいて梶木屋を叱りつける。狭衣を救った裄沢に吉原の全ての遊女が、感謝する。半年で、裄沢は、吉原三千の遊女の心を掴んだ。

2024/01/27

ニッキー

この作家には、ずっと付き合って来たが、このシリーズ程面白く、文章が分かりやすい物はない。 風の市兵衛と同じ位に、胸がスッキリする爽やかさがある。

2023/12/21

coldsurgeon

知恵が回り弁もたつ同心裄沢広二郎が主人公。裄沢は道理に合わなければ上役にも物申すが、左遷や謹慎を恐れず、正義を貫こうとする。廓吉原の内部規則というべき仕来りを盾に取り、年季明けまじかの遊女を囲い込もうとする楼主に対して、倫理と条理で乗り越える裄沢は、なかなか格好が良い。役人にはそれぞれその職分があり、他の者の職分に手を出すことは組織の統制を乱すことになるが、人としての倫理に反することには正義が優先する。正しく江戸の治安を守るため、主人公の奔走は続く。

2024/04/09

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