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橋はかかる

橋はかかる

橋はかかる

作家
村崎 太郎
栗原美和子
出版社
ポプラ社
発売日
2010-06-11
ISBN
9784591118535
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橋はかかる / 感想・レビュー

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うりぼう

人権研修で講師が紹介された本。太郎次郎の猿回しは、テレビでもお馴染みだが、その影の部分を知る。「橋のない川」に川に橋を架けようとする勇気と行動が素晴らしい。一人では困難でも、二人なら乗り越えられる、愛の物語。前の2冊が個人の著作で、今回が共著、その差は、差別された者と差別を知らない者が、お互いに理解しあうためには、どう伝えることが大切かの視点で語られるていること。差別と向き合うことは、自分と向き合うことであり、被差別者という抽象的な人でなく目の前にいる人と向き合うこと。自分も正面から向き合える人になりたい

2012/03/21

しげ

著者は「反省!」で一世を風靡した、猿まわし芸人「太郎次郎」の太郎さん。被差別部落出身であることをカミングアウトし、部落差別問題について言及した私小説が、話題になるどころか、完全にメディアから黙殺されてしまったというエピソードに、問題の根の深さを感じました。「頭では理解できていても、心が拒絶してしまう。そういう哀しい現象が、人間の世の中には潜在してしまっている」という言葉が印象に残りました。簡単なことだけど、先入観だけでひとりの人間を見ないようにする、ということが大切なのだと感じました。

2013/12/11

雨巫女

妹が嘱託で行ってる役所の講演会の資料を借りて読む。だって明日返すって、言うんだもの。必死。

2010/08/30

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

ノックアウト、感動。「太郎が恋をする頃までには」がリリースされた後の状況はまったく意外。日本ってそんな国だったんだ。寝た子を起こすな、というのは寝てくれていたほうが都合がいいから。どんな都合で起きていたい子を無理矢理寝かせているのか、都合がいい、とは己の既得権のことなんだろう。既得権にしがみつく人は不自由だ。そしてその不自由さによる鬱屈をほかの人にぶつけちゃうんだ。それが差別だ。

2013/12/22

りー

無知、知らないということは罪だなと思った。なんてコメントしたらいいかわからないけど、多くの人が読むべき本だと思う。たくさん本を読んだり勉強しても実のところは知らないとこが多い。

2010/07/20

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